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【エッセイスト/ライター・碧月はる】プロフィールと執筆実績

エッセイスト、兼ライターの碧月はると申します。

各種メディアにエッセイ、コラム、インタビュー記事、レポート記事を寄稿するほか、noteにてエッセイを中心に執筆活動を行っています。


プロフィール

1981年生まれ、東北出身。2019年から執筆活動をはじめ、SNSでいくつかの記事が話題となり、その後、エッセイスト、兼ライターへの一歩を踏み出しました。

主な関心事はマイノリティの抱える悩みや当事者性における様々な問題について。マジョリティとの分断ではなく、互いに対話を通して理解しあえる、仮に理解できなくとも相手の存在を否定しない社会や生き方を模索しつつ、日々文章を書いています。

認定NPO法人フローレンスにてインタビュー記事を執筆した経験から、病児保育、障害児保育にも強い関心を寄せています。

仕事実績

【エッセイ・紙媒体】

PHPスペシャル10月号(2021年9月発売)にエッセイを寄稿しました。
テーマは「ためこまない」
タイトル『言えなかった気持ちの行き先』
つい我慢をして飲み込んでしまった言葉を口にしたとき、何が起こったのか。息子の言葉に教えられたこと、そこから変化した自身の行動について綴りました。

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【連載エッセイ】

◆婦人公論.jp
通常の家庭では、親が子どもに道徳観念や“人としての道”を教えてくれます。ですが、私は被虐待児であったため、両親からそれらを教わる機会を得られませんでした。
そんな私に生きていく上で必要な道徳や理性、優しさや強さを教えてくれたのが「本」という存在です。 この連載は、「本」に救われながら生きてきた私の原体験でもあり、作家の方々への感謝状でもあります。

◆朝日メディアwithnews
被虐待児だった過去の原体験を軸に、大人になったサバイバーが抱える後遺症の苦しみ、必要な支援が必要な人に届きにくい仕組みの落とし穴について綴りました。

◆BadCats Weekly
”コトバと戯れる読みものウェブ”をテーマとしたメディアで、取るに足らない日常を綴りました。さもないエピソードばかりですが、ここに綴った日々は、私にとってかけがえのないものです。

◆DRESS
さまざまなライフスタイルや心の有り様について発信している『DRESS』にて、エッセイを連載しました。

【育児エッセイ】

◆futsugoto(ふつうごと)
”世の中の「ふつう」を伝える”をモットーに、「ふつう」に向き合い、その価値を丁寧に伝えていくウェブメディア『ふつうごと』。
こちらのメディアで、育児エッセイを連載しました。

【映画コラム】

◆BadCats Weekly
”コトバと戯れる読みものウェブ”をテーマに、映画作品を中心とした読みものを集めたウェブメディア『BadCats Weekly』。
通常の映画コラムとは違い、エッセイ要素多めの記事が多数掲載されています。

◆osanai
「推す」ことが当たり前の時代に、あえて「推さない」をコンセプトとした映画テキストメディア『osanai』。
決して「推す」ことを否定するわけではなく、フラットに、自由に、カルチャーを楽しめる場所として立ち上げられたメディアです。
こちらで、定期的に映画コラムを執筆しています。

【書評】

小説、エッセイ、実用書、漫画を問わず、”読みたい本がここにある”と題して、書籍紹介や連載を行っている『ダ・ヴィンチWeb』にて書評を執筆しています。

【インタビュー記事】

◆タレント、女優、どうぶつ愛護活動家、文筆業など、多岐にわたり活躍されている青木さやかさんに、家族や子育てについてお話を伺いました。

◆新著『ビギナーズ家族』の刊行にあたり、歌人・作家の小佐野彈さんに、作品に込めた思いやご家族との歴史、セクシュアルマイノリティが抱える葛藤についてお話を伺いました。

◆三浦しをんさん初のAmazon Audible作品『墨のゆらめき』。「風変わりな書家」と「実直なホテルマン」のバディが織りなす、小気味よくも切ない物語に著者が込めた想いを伺いました。

◆「認定NPO法人フローレンス」にて、病児保育や障害児看護に係わるスタッフの皆さまに、仕事に対する理念や日頃心がけていることを伺いました。

◆「ダブル・ゴール・コーチング」を目標に掲げて活動されている、「NPO法人スポーツコーチング・イニシアチブ」。こちらの活動について、定期的に行われているワークショップの内容と共に、受講された方々の変化について伺いました。

【レポート記事】

◆”読者と編集者が一緒に作る”女性WEBメディア『PRIME』の初回イベント「女性と家事育児」座談会のレポート記事を執筆しました。

【小説】

ブレンドコーヒーと短編小説が毎月届く体験型定期便『ものがたり珈琲』で、2021年10月の小説執筆を担当しました。
作品タイトルは『焚き火を囲んで仲間と語りたい夜に』

【小説のあとがき】

【#with news】やnoteを中心に執筆活動をされている篭田雪江さんが出版した小説、『川べりから二人は』のあとがきを担当させていただきました。

【詩作品】

写真家の斉藤千陽さんと、写真×詩の共作によるポストカードを制作しております。作品は、千陽さんのホームページ内『astrofengia』よりご覧いただけます。

代表的な作品5つ(エッセイ作品)

これまでSNSで話題になるなど、多くの方に読んでいただき、私個人としても思い入れの深い作品を以下にご紹介いたします。

どうして人は、哀しいときも悔しいときも綺麗なものを見たときも、同じように泣いてしまうんだろう。

元夫との別居を決意した日、自身の心情をありのままに綴りました。たくさんの人が温かく背中を押してくださり、その後の執筆活動を大きく支えてくれるきっかけとなった作品です。

◆◆◆

私は、諦めない。働くことも、歌うことも、踊ることも、生きることも。全部をちゃんとほしがって、自分の背丈に見合った生き方をする。

本作品は、「ツムラ#OneMoreChoiceプロジェクト×note」にて開催されたコンテストで、グランプリを受賞しました。テーマは、「#我慢に代わる私の選択肢」。
幼少期から、あらゆる意味で我慢を強いられる毎日でした。でも、今の私は、自分の意志と、自分の足で人生を歩むことができます。
ときには必要な我慢もあるでしょう。それでも、我慢ばかりではなく、自分の中に湧き上がる希望にも、耳を澄ませて生きていきたいです。

◆◆◆

大人たちと同じくらい、子どもたちも日々闘っている。たくさんのものを我慢して、たくさんのものを飲み込んでいる。それを吐き出す権利だけは、絶対に奪いたくないし奪われるべきではない。

2020年の春、流行りの感染症が原因で、息子が打ち込んでいたスポーツの大会が次々に中止となりました。同じように悔しい思いをした子どもたちが大勢います。ただ、「みんながそうだから」と、気持ちを吐露する場所まで塞いでしまいたくはない。そんな思いで綴った、これは私から長男への手紙です。

◆◆◆

子どもは親を許す天才だから、親はそれに甘え過ぎたらだめだよな。

子育てを通し自己嫌悪に苛まれる夜を経験していない親御さんは、おそらくほとんどいないでしょう。このエッセイを書いた日の私も、まさしくそうでした。自己嫌悪の塊に圧し潰されそうになり、反省文を書くことで同じ過ちを少しでも減らしたいとの思いから生まれた作品です。

こちらの記事は【ninaruポッケ】に転載依頼を受け、寄稿した作品でもあります。転載された記事はこちら。▼

◆◆◆

大人も子どもも、優しい人というのは時に苦しくなる。人の痛みを我がことのように感じるから。

次男の妊娠中、悪阻で苦しむ私に対する元夫の無関心な態度に、長男がある日、怒りを顕にしました。その姿は、母である私への愛情に満ちあふれていて、今でも思い出すだけで胸が締め付けられます。次男が元気に生まれてきてくれたのは、間違いなく長男のおかげ。私はずっと、そう思っています。

私にとっての「書くこと」とその意味

私にとって、「書くこと」は「呼吸をすること」と同義です。物心ついたときから、自身の感情を大学ノートや原稿用紙に何百枚と綴っていました。内側を鎮め、整えるために書く。己のなかで暴れていたものたちが外側へ流れ出ていくのを静かに感じながら、時間の許す限り文章を書いて生きてきました。

誰にも見られない場所で書き続けてきた数十年間。2年ほど前、その殻を脱いで公の場で書くことを決め、そこからは独学で読み書きを繰り返しながら今に至ります。

特殊な家庭環境で育ち、様々な傷を負いました。過酷な原体験は、今でも私のなかに一定の重さで居座っていますが、私はそれらの過去を自身のアイデンティティにするつもりはありません。ただ、苦しみもがいていた当時、私は間違いなく文章に生かされてきました。小説の登場人物の台詞、エッセイの何気ない一文、ネットの海を漂う無数の言葉たち。そういった数々の文章が、私という人間の根底を支えてくれています。

自分の文章で誰かを救えるなどとは思っていません。救おうと思って書いたものに救われるほど、人の心は単純ではないからです。ただせめて、自分の書いた文章を読んで、“もう1日くらい生きてみようかな”と、たったひとりにでも思ってもらえたならそれでいい。そんな気持ちで、日々言葉と向き合っています。


お仕事のご依頼は、下記のメールアドレスまでよろしくお願いいたします。
harudai2810@gmail.com


原稿料に関しましては、ご依頼内容を確認の上、お見積もりをさせていただければ幸いです。

人の想いや言葉を大切にされている方とのご縁を、心よりお待ちしております。どうぞよろしくお願いいたします。

最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。 頂いたサポートは、今後の作品作りの為に使わせて頂きます。 私の作品が少しでもあなたの心に痕を残してくれたなら、こんなにも嬉しいことはありません。