本06 『ムナーリのことば』(著:ブルーノ・ムナーリ 訳:阿部雅世)
子どもの魂に向けた本
振り返ると、私は幼少期の頃からこれまで、「それが“常識”だ」と伝える大人の存在に反抗的でした。そして、そんな彼らに反論をぶつけてみても、ちゃんと聴いてくれない、あるいは、流されている、あるいは後になって、意見を翻されることがよくあり、ふつふつとさらに反抗心を燃やすことがよくありました。
このままだとどうやら埒があかないらしい、と自分の中を見つめたり、それこそ心理や関係性の学びを重ねてきたのでした。
しかし、まだまだ自分の中に、反抗児はいるし、きっと死