本02 『人生のほんとう』(著:池田晶子)
真面目に不真面目のすすめ。
26歳になる頃、私は一日の大半を布団の中で過ごしていました。
人生で2度目。
一度目は、銀行を退社したものの、5時に起きる習慣がぬけず、朝目覚めてからさしてやることもやりたいこともなく、布団にくるまっていた頃。
そして、コンサルティング会社でのハードなプロジェクトに燃え尽き、「留学を目指します!」といって退職後、実家に引きこもった折が2度目である。
健康で経済的に余裕があった両親がいたからこそ。困らせたのはこの2回きりではないが、両親もさぞ「ど