出張編集部に持ち込んでみた話・5(完結編)+α

思いがけず体調を崩しておりまして
ずいぶん間が開いてしまいました…

「出張編集部に持ち込んでみた話」
今回で完結です。

一緒に
「コミックエッセイ日付限定持ち込み」に行ってきた話も
お届けします。

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目的の一社目が終わり、
せっかくだからと他の出版社にも見てもらう事にしました。

二社目。

「大人の少女漫画」と謳っている、
ちょっと落ち着いた雑誌。

私が行った時、誰も並んでおらず、
若い女性編集者さんが
ニコッと笑って「どうぞ~」と迎えてくれました。

プリントアウトしたエッセイのほうは
割と楽しんで読んでくださいましたが

昔のレディコミのほうはパラパラッと見ただけ。

そして、

「少し前までは40代くらいの作家さんもいたんですが
最近、ちょっと雑誌をリニューアルしまして…」

対象読者を少し若くしたとの事。

残念です、とお互い笑顔で締めくくりました。


どうせなら、と三社目。

こちらは昔お世話になっていた出版社さんですが、
そのことには触れず
4コマ漫画を見てもらいました。

そこでも楽しそうに読んでもらえましたが
可もなく不可もなく、と言った感じで
特にダメ出しもなく、

「(今日のコミティア限定の)4コマ杯に出しときます?」
と聞かれ、

じゃあ、せっかくだから…と申込用紙をその場で記入。

そこでは、
私の隣りの人が、いい感じに話が進んでいたようです。

担当した編集さんがかなり興奮していて
「これは他に持って行ってほしくないです!」

…と。

おお…そんな場面に立ち会えるなんて。

女性でしたが、かなり嬉しそう。(当たり前ですよね!)
今頃デビューに向けて準備しているのかな?


そんな感じで終わった「コミティア出張編集部」。
結局仕事に結びつきはしなかったのですが、

初めての経験、なかなか刺激的でした。

そして。

その数日前から決まっていた、
「コミックエッセイ日付限定持ち込み」。

コミティアの一週間後、
同じ原稿を持って、角川ビルに行ってきました。

駅を降りて歩いている時、
なんか見覚えのある景色だな…と思っていたら、
息子が出た大学が近くにありました。

懐かしい…
そんな息子も社会人になってもう5年ですよ。
(どうでもいいですね)

すんごい立派なビルの13階(だったかな?)に通されました。

かなりの人数が来る予定だと聞きましたが、
もしかしたら、私が一番手だったかもしれません。

すぐ後にもう一人来たのですが
その方は対応した編集者さんが一人で

私の場合は二人の編集者さんが
対応してくださいました。(デビュー済みだからかな?)

しかも、
すぐ隣りの人の話が聞こえちゃうのは
イヤですよね、と

急遽部屋を替えてくださる気配り。

そして講評はかなり丁寧、親切!

「持ち込み」イコール「ボロクソに言われる」とか、
そんなイメージは皆無でしたね。

…正直に言ってしまうと
コミティアの件で、
エッセイ漫画を描きたいという気持ちは
かなり薄れてしまっていたんですよ。

でも
現在のコミックエッセイ業界についてとか
私が今まで経験してきた事うんぬんとか

漫画や漫画以外の事、
連載開始時に打ちのめされた出来事など、

かなりいろんなお話ができました。

とにかく誠意がビシビシ感じられるお二人で、

コミティアの時といい、
最近の編集者さんって、
こんなに気持ちのいい対応をしてくれるんだな…と

本当に感激したし、
本当にいい経験をさせてもらいました。

どちらにせよ、
仕事には結び付かなかったのですが。(笑)


今はとりあえず、
しばらく営業はいいやと思っています。

体調を崩したというのもありますが

とにかく今は
現在連載してるものに集中しようと思いました。

そして多分、
エッセイ漫画はもう趣味でしか描かないかな。

そのうちまた
どこかの投稿サイトにでも上げられるよう
チマチマ描いて楽しもうと思います。


以上!

長いお話でしたが、
読んでくださりありがとうございました!m(__)m

ありがとうございます。