春とか秋とか
思い出。思い出したこと。思ったこと。 過去。現在。
漫画家から離れ、介護職をしていた時期がありました。その頃にブログで描いていた「介護職ですよ!」と、描き始めたら漫画家復帰して忙しくなったので途中で終わった「介護職でした!」のエッセイ漫画2本です。今後は文章で思い出したことを書いていきたいと思います。
他所で息抜きに描いてるゆるい4コマ漫画。 いくつか溜まったらここにまとめて置きます。
小説・童話・詩など
以前あるサイトで公開したものです。新しいものも書けたら…
「では、私のしつけが悪かったわけではないんですね」 そう言って母は嬉しそうに泣いていた。 私の目の前で。 何かから解放された喜びに 体を震わせて泣いていた。 「だからもう、ご自分を責めるのはやめてくださいね」 白衣を着た初老の男性は 母に優しく微笑みながらそう言って 今度は私に顔を向けると 「では、またお薬出しておきますからね」 あれから母は私の機嫌を伺うのをやめた。 出掛けたい時に出かけ 食べたい時に食べ 観たい時に観る。 変わっていく母を見ていた。 部
コッ〇リさんについての記事を見かけて思い出したこと。 中学生の頃。風邪で学校を休んだ。 クラスメイトが数人、お見舞いに来てくれた。 私も比較的元気になっていたので 当時流行っていた、コ〇〇リさんに似た「キュー〇ッドさん」をすることになった。 二人で鉛筆を持つ。片方は私だった。 何気ない質問をいくつかした後、鉛筆の動きがなんだかおかしくなった。 「怒っているんですか?」と聞くと 鉛筆は「はい」の方へ。 「なぜですか?」と聞くと 二人で持った鉛筆がその状態のまま紙を離れ
注*虫が苦手な方は絶対に読まないでください。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「この時間って イヤなんだよな~」 部活を終えたあとの帰り道。 昼と夜が入れ替わる、 明るくて暗いこの時間帯は なんだか知らない世界と 混ざり合ってしまいそうな不安に襲われ、 俺はいつも早足になる。 「あ…」 前方。電柱の陰。 白い野球帽をかぶった少年が立っている。 「ずいぶんレトロな格好だな…」 デニムのショートパンツ、 いや、 ホットパ