自己申告書が書けない、翌日


先日自己申告書の締切前日に
机で1時間以上かたまって
声もでなくなった弟のその後、、


翌日昼間に1人で起きて
1人で書いて終わらせていたようです。
(学校は半年行ってない)

当日関係者の方が用紙を見にくることに
なっていたそうなのですが、
いつも通り布団から出てはこないものの
書類はできていたらしい。


私がした支援は、

書き方が理解できているかの確認
(理解しており、書く言葉は周りが考えた内容を写すと決めていたため、確認終了)


書くために必要な道具が揃っているかの確認
(使う道具は自分で決めており、揃っていたため、確認終了)

弟が動けなくなっている間
部屋の片付け
(部屋の中の弟が日頃使ってない、埃と物だらけの部分)
→ 気分を暗くするものを撤去

鬱血した足の確認
目視で体調確認
(寒すぎて真っ黒になっていたため、ストーブを持っていき足元に当てる)
→ 体調確認+心の充電


自分の意見を伝える
(声が出ないので返答はないが、辛そうだったので、白紙でもいいよと伝えた)
→やらないとダメと強い意思があり、自分を追い込んでいるようだったので、選択肢は複数あると知らせるためのフォロー


部屋から出る 
→ 刺激除去、自発行動に任せる
15分後、弟は電気消して就寝
見届けて私帰宅


父がそわそわ私を心配して
もう大丈夫だから帰るよう伝えてきたり
弟は父嫌いなので、長風呂して弟から離れたりと色々しているようでした

練習用に使おうとしたノートには、
父が何度も書き直した
自己申告書の文で
沢山埋まっていたので、
父が受験するんじゃないのに
父が1人でこんなに練習してどうすんのね笑
と弟に伝えました
→ 家族の絡まった糸(誤解)を解く働きかけ(先生と保護者の糸が絡まったときにも、している支援内容)


夜中の1時に
1時間半の支援でした


書いたらと伝えても動けない様子だったので
書きなさい系の働きかけや指示はせず
環境づくりのあとは任せて離れる

かけなくても大丈夫か
いろんな進路の道確認しておいて、
この高校に受験できなくても
もっと良い道もありそうだったので
翌日結果を振り返るため帰宅して終了

翌日、自分から1人で書いていた様子


他者へのいつもの私の支援も
やりなさいの指示は極力出さない。
その人が肩の力を下ろせること
どうしたいかを見つめ直したり
どうすればそれが達成できるかが、自分自身で把握できるような体験や情報提供や
調べ方を教える
やりたいことを自分からやりたくなるような環境をつくること

その結果、自発行動が出るので
私からは動かない

このパターンは、多くみてきた


これまで学校の先生や行政さんから
「お姉ちゃんだと動くから」と声をかけられ、離れて住む3人の弟妹のフォローをお願いされることがあったのですが、
自分の意見を伝えました


お姉ちゃんだから動くわけではない
他の兄や姉、父が働きかけても動いていないので


私は、これまで学んできたことを実践しているだけで、お姉ちゃんだからできるのではなく
専門技術があるから子どもが自分から動いているだけ

そして、それは誰にでもできることだと


こういう話ができるのは、自分にとって大きなことでした
今までは、自分でしていることを人にわかってもらえるような言語化ができない
地元ではわかってくれる人がいない
話が通じる人がいないと
痛感することが多く
諦めて泣くことが多かったです


でも今は、心強い
わかってくれる人達がいる

先生、ソーシャルワーカー、行政、福祉、父、次女


昨日、行政の方が
妹宛に手紙を書いてきてくれていました

妹は封筒をあけず日が経ってはいるものの 
父がとても安心したようです
こういった助けがあれば
いつか妹の対人恐怖は和らぐかもしれない
本当にありがたいです

気がかりなことは、
先生も行政さんもこういう事をすると
残業確定など+αの仕事になってしまうのではないかということ、、

誰かが犠牲になるのではなく、
関係者の方が通常の業務内で、
困っている家族が支援を受ける。そこで早期回復に繋がり、生きにくさを抱える子ども達が1人でも多く自立に向かっていける
自分らしく人生を切り開けるチャンスになる
そんな仕組みが地域を広まったらいいなと思います


先日伝えられた話
(不登校だから、布団から出てこないから。と同じ状態のまま半年経っています。誰もがそこで止まるところじゃない。不登校なら、布団から出てこないなら、その状態のときにできる働きかけがいくらでもあるんです。それができる人がいない。それは、本人達への直接の働きかけ以外のことも含まれます。私がお姉ちゃんだから弟達が動くわけではない、私は離れて暮らしています。血の繋がりも半分です。自分の生活と仕事があります。お姉ちゃんだと動くからと言われて、私が役に立てるならと色々動いていたものの、長期サポートが必要な弟達を、遠い実家まで行ってフォローするには、寝る時間がなくなって苦しくなってきました。私はすごいことをしているわけではない。誰かに助けてほしい)


昔は、私のしている支援が
人と違いすぎて

私の意見を聞いていない人達から
「そこまでやらなくていいんじゃない」
「依存を増やす支援してるだけ」
など色々言われてきました


そんな時にいつも思うのは、
「この人はそこまで諦めない支援を探さなくても、幸せに生きてこれた人だ。
だからこう言えている。
だけど、私や家族はそうではない。
この人の言うようにしたとしたら、
その支援を受けているのが私の家族だったら
良い方向にいきそうにない。
だから、何がなんでも
人から言われたからといっても、
信じたくても、ここでそうなんだと納得してはいけない。
自分の探究や行動を制限してはいけない。
絶対に。誰に否定されても。
ひとりぼっちになったとしてもブレるな」


自分は影で言われていることには突っ込まないし、説明すると話が長くなってしまうので
(後に発達検査で、言語化が苦手、処理速度が速いと出て腑に落ちた)
何も伝え返すことはありませんでした


昔から、頭の中に自動で浮かんでくる脳の動きがあることも、
支援であれば常に3つ以上アイデアが出てきて実践していることはその中の1つだったりしても、アセスメントの項目が多岐に渡っていることも、何も発信しなければ、
自分は思いつきで
ただ他者の近くにいるだけの人に見えるかもしれない。
話し方が子どもっぽいので
余計に、何も考えずただ遊んでいるだけの人に見えているようだ。

実際は、頭にいくつもの情報が飛交い
この行動でなんのアセスメントをとろうとしているのかまで、細かくいちいち頭に浮かびながら動いている。
そのため物凄いエネルギーを使っていて、家に帰ると深い寝落ちをします。
寝れないと体調不良になるほど
脳と感情エネルギーが消耗する。

そんなふうに
脳内にいくら情報があっても、他者には頭の中の動きは見えてない。
今回家族のことで、他者と話す機会があり
いろんな人から「お姉ちゃんだから子どもが動いてる」としか思われてないんだと気づいて、やっと他者からの見え方がイメージできてスッキリしました。
私は目の前の人が幸せになるための方法ばかり考えすぎていて、そこに関わっている自分が、他者からどう見られているかに意識を向けていない。これからは、それではダメだ。
より困難事例が良くなるためにはチーム連携が必須。そのためには、自分が他者からどう見られているかや、自分がどんな発信や行動をするかを、知ってもらうことが必要になる。

昔はうまく話せなかったけど
今は、うまく言語化できなくても
わかってくれる人がいる
研修をすれば、一緒に実施してくれる人がいる
noteを読んでくれる人がいる

とても嬉しいです


生きにくさを抱える人が
諦めないで、好きな人生を楽しく過ごしていけるようになるために、これからは発信を続けていきたいと思います

それは、不登校で機会損失をした
後悔をもつ過去の自分を癒す旅でもあるのかも

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