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いまだに週刊少年ジャンプを買うのが辞められない三十路のオタク。 2024年5月に友人と…

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いまだに週刊少年ジャンプを買うのが辞められない三十路のオタク。 2024年5月に友人と文学フリマに出ます。

最近の記事

文学フリマ東京38【X-4】に初出店します

【文学フリマ東京38 出店!】 📍ブース:X-04 🗓5/19(日) 12:00〜開催 🏢東京流通センター第一展示場 📕イベント詳細→ https://bunfree.net/event/tokyo38/ 初めての参加になります! 新卒会社同期の三人組、ゆりことまいとはるの三人で「三十路の会」と名乗り、エッセイ集を販売します! noteの内容を中心にした、三十路の仕事や生活、あったりなかったりする話をまとめた本です 文庫本サイズ約150ページ、価格は800円の予定で

    • たとえて言えばロング・トレイン

       一時期、名古屋と大阪に週に一度は訪問している時期があった。  第一子を出産して仕事に復帰した後だった。世間はコロナ禍真っ只中で、移動も憚られるような時期。私は名古屋と大阪のお客さんを担当するようになったものの、上司からは九割はリモートで仕事ができると聞いていた。それならば子持ちの自分でも担当できるかもしれない、と安心して承諾した。  が、蓋を開けてみれば担当するお客様たちはほぼ出社しており、リモートよりも対面で打ち合わせをすることのほうが多かった。私は上司の指示で名古屋

      • 悩みがちな人生である

         私は悩みがちである。  多分、悩むのが趣味と言ってもいいくらい悩んでいる。何か悩みとかある?と聞かれたら多分常時十本くらいぽんぽんと悩みを挙げられる。それは今日の夕御飯の献立とか次に買うべきファンデーションとか小さなトピックから、子どもの教育についてとか自分のキャリアはこのままでいのかとか、大きなテーマまで多岐にわたる。どれも別に解決したい真剣な悩みというよりは、ぼんやりと常日頃考えていることという感じである。一度消えた悩みが復活したり、気づいたら解決していたりする。要する

        • 個人的静岡のお土産人気ランキング

          昨日から帰省している。 金曜夕方に早上がりして子供二人を連れ新幹線に乗ったのだが、週末直前の東海道新幹線自由席はサラリーマンで満席で、控えめに言って地獄を見た。多分出張帰りらしいお疲れの背広の皆様、手に下げたビニール袋にはおつまみとビール、一息つくか、と思っていたところに現れるわたしたち子連れ家族。完全に乱入者である。四歳と一歳に乗車している1時間の間に百回くらい「静かにしてね」って言ったと思う。神経をすり減らしながら静岡駅にたどり着いたとき、昼間の勤務時間よりも濃い疲れがど

        文学フリマ東京38【X-4】に初出店します

          バリキャリ新時代

          週末、Twitterのタイムラインでこの漫画が話題になっていた。 ふ〜ん、バリキャリのお話ね。バリキャリ研究家として読まないわけにはいかないだろう……と目を通した結果。 衝撃を受けた。 のあ先輩の胸がでかい!!!バリキャリなのに!!!!! いや、バリキャリの胸が大きくてはいけないというわけではない。でも今までのフィクションの中のバリキャリって、スレンダーでパンツスーツでハイヒールで……というイメージだったから新鮮だった。 のあ先輩はカジュアルな服装にスニーカーで、髪

          バリキャリ新時代

          他己紹介という名の小説

           ゆりこはバリキャリである。  朝ドラヒロインのような爽やかな容姿に、すらっとした長身にパンツスタイルがよく映える。最近転職し、購入した世田谷のマンションから毎日出社する。マンションからは緑ある景色が見渡せて、そこがゆりこのお気に入りポイントだった。新しい生活を始める時、この景色のために帰ってこよう、と決意を新たにした。  週末のある日、ゆりこはオープンしたばかりで話題の麻布台ヒルズに来ていた。女子会のためである。予約したのはインド大使も御用達だという評判のインド料理店だった

          他己紹介という名の小説

          カラオケ行こ!に沼りはじめた記録

           私は映画をよく見にいく。  よく見にいく、といっても、いろんな作品を見る映画通というわけではない。気に入った一つの作品を繰り返し見る、いわゆるオタクである。本稿はそんなオタクがなんらかの沼にハマっている記録である。  二十代の間は自分の人生に夢中でオタク戦線から遠ざかっていたが、出産を機に子育てて外出もままならない私の心の隙間を埋めてくれたのがアニメと漫画だった。ありがちな展開だと思う。そして社会人になりちょっとした財力を得た私は、学生時代よりも推しを推すことに邁進してい

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          マッチングアプリには神様はいない

           今の時代、五人に一人がマッチングアプリで結婚するという。  私がマッチングアプリをやっていた2015年前後は、まだ少しアンダーグラウンドな空気が漂っていた。Pairsは割と真面目な出会いで、Tinderはヤリモクで、Omiaiは外国人ばっかり。その辺りが台頭していた時期だった。  Twitterでは「酒豪ガール」というアカウントが、マッチングアプリで男性と出会って奢らせてはブロックする、というのを繰り返して炎上していた。  なんか怖そうなアプリだなあ、と思いつつも、失恋し

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          インターネットでバズったことがある話

           我が名ははると申す。今は銀座OLとしてインスタグラムへのランチ投稿に勤しむ身であるが、かつてはインターネットの海を震わすこともあるお騒がせインフルエンサーであった。  というのは噓ですが、人生でバズったことが二回あります。 一度目は大学生の時。当時彼氏がいなかった私は何をこじらせたのか女子にいちゃいちゃすることがやたら好きで、その日も確か友達と宅飲みをしていたのだと記憶している。手に入れたばかりの一眼レフで、当時はやっていたmixiのかわいいプロフィール写真を撮るよ、

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