育休振り返り記【前編:2018/2-2018/9】

いよいよ来週から仕事復帰です。
昨年の2月頭に意気揚々と産休に突入してから1年と2ヶ月、本当に色んなことがありました。人生レベルで見ても最も濃い1年間だったと言っても過言ではありません。

1人の人間を世に産み出した、とともに私自身も一度生まれ変わったのかもしれません。それくらい大きな心境、価値観の変化があり、人生の転機と言えるような出会いや経験があり、今とても未来にワクワクしています。

そんな私の1年2ヶ月を振り返って、ここに書き残すことで、これから育休に入る人、いつか子どもを産んでも自分らしく働き続けたいと思っている人、そして現状にモヤモヤして悩んでいる人、そんな誰かの背中を押し、新しい選択肢や可能性に気付くキッカケになれば嬉しいです。

満身創痍での産休突入

2人目の妊娠期間はとにかく辛かったです。
妊娠7ヶ月頃から始まった恥骨痛や腰痛、下半身のむくみ、胃の圧迫感、、、つわりこそ軽い方だったものの、慢性的な倦怠感や気持ち悪さ、出勤中に貧血で駅で倒れたこともありました。

そんな状態でのフルタイム勤務からようやく解放!と何の後悔や思い残しもなく意気揚々と産休に入ったのを覚えています。

2018/2のハイライト
・産休突入した途端急に元気になり、ゆっくりお話したかった方々とランチしまくり
・両親と一緒に熱海旅行
・マタニティフォト撮影
・出血して切迫早産と診断され自宅安静に・・・(ちーん)

引きこもりの日々

2月末に切迫早産になってしまい、あらゆる予定をキャンセルして自宅に引きこもる日々。

最低限の家事をして、リビングのソファで本を読んだり、Amazon Prime Videoでバチェラーを制覇したり・・・外に出られないストレスをなんとか紛らわす。

この頃は少しでも生産性のある毎日を残したくて、毎日noteを書いていました(笑)

2018/3のハイライト
・家から徒歩5分圏内でのランチやカフェ作業に勤しむ
・念願のホテルいちごビュッフェ
・妊婦仲間とお寿司ランチ
・3月最終週に再度切迫早産・・・ここで生まれては困るのでとにかくソファから動かない

空気を読みまくった息子、誕生

3月最終週の検診で「あー、子宮口開いてるしやわらかいね、こりゃもう産まれるね!」とニコニコの先生に対して「え・・・困る・・・産まれないためにはどうすればいいですか?!」と温度差MAXの私。

約一週間、リビングのソファから一歩も動かずにお腹の中でボカスカ暴れる息子に「4/2だよ~もうちょっと待ってね~」と言い聞かせる毎日。

4/1の夜11時を回ったあたりでようやくふーっと落ち着いて「もう大丈夫だよ~」と言って寝たら翌日の昼過ぎあたりから陣痛が。そのまま夕方入院、4/2が終わるちょっと前に出てきてくれました。親の都合に合わせてくれてありがとう・・・(涙)

2018/4のハイライト
・息子が元気に誕生
・産後2週間引きこもりでうずうず
・3週目で耐えきれず外に出る、桜が散ってしまっていた

母、始動

産休中引きこもりすぎてパワーが有り余っていた私。
産後2週目から夜間授乳もなく良く寝てくれる息子のおかげで、産後の回復も早くめちゃくちゃ元気でした。

1年近くあるこの育休何をしよう?とワクワクやりたいことをリストアップし始める。エルゴの中でひたすら寝る息子を連れてガンガン外出しまくる日々。

2018/5のハイライト
・GWに1ヶ月健診、お宮参り、初節句をまとめて済ませる
・WOMAN TIES vol.2の準備
・引っ越しを決意して家探し
・同時に保活
・色んな人が家に来てくれる

6月は「人に会いまくる!」と決めて、人との対話で自分のこれからやりたいことや働き方をクリアにしていこうと走りまくる。(子どもも軽かったし)めちゃくちゃフットワーク軽くどこでも行ってました。

2018/6のハイライト
・TIMメンバーの職場にランチ訪問
TIMサロンCANARY取材
・引っ越し/転園
・ママボランSUP研修参加

育休中の転機となったママボランとの出会い

TIMサロンのママメンバーのコメントで知った「ママボラン」

育休中のママがベンチャー企業やNPO法人でボランティアができるマッチングサービスです。
育休中にリスクなく、他の会社のナカを経験してみたかった私にとってはまさに求めていたサービスでした。早速StartUpProgramというキャリアの棚卸し研修を受けて、ボランティア先にアプライ!

私の今までの経歴とやりたいことをお話した上でご紹介されたのが、保育の現場をITで課題解決している株式会社スパインラボ、現・株式会社コドモンでした。

2018/7のハイライト
・慣らし保育スタート
・色んな人にキャリア相談/会社の上司とも面談してこれからの働き方について考え始める
・コドモンと初回面談

そこからますます加速し始める私の育休・・・
特にママボランを通じて出会った事務局の方々、ランチ会で出会ったママたち、こんなにアクティブで仕事大好きでポジティブなママたちが世の中にいたのか!と急に世界が広がりました。

2018/8のハイライト
・ママボランランチ会参加
マザーズコーチング受講
・大学、地域、オンラインとママ友のコミュニティーを広げて子連れで遊びに行くことが増える

偶然が必然に変わる出会い

9月中旬に行われたママボランのランチ会に参加したときに、いつもより人数が多く2つのグループに分かれてディスカッションを行いました。最初から最後までもう1つのグループとのコミュニケーションはなかったのですが、会の終わりに事務局側からその月にママボランと合同で企画していたWOMAN TIESの告知をさせて頂き、私の後にもう一人告知をした人がいました。

「”なんとなく育休”をなくすために、育休コミュニティを立ち上げます」

その時は「育休ママのコミュニティか~ママサークルみたいなもんかな~。でも”なんとなく育休”を過ごしたくないってのは分かるな~」くらいにしか思っていなかったものの、なんかピンときてランチ会後即話しかけて、名刺交換(笑)それが今の育休コミュニティMIRAIS代表まゆみんこと栗林真由美さんとの出会いでした。

その日の帰り道にFacebookでまゆみんと友達になり、育休コミュニティのメンバー募集投稿を見て私の中で何かが突き動かされ、気付いたら申込フォームを送っていました。

今、これを書いていてすごく感極まっているのですが(笑)この時から私の育休は本当の意味で動き始めたのかもしれません。改めて、何かちょっとでもズレていたら出会えなかったであろう偶然に偶然が積み重なったまゆみんとの出会いに感謝。

9月には、妊娠8ヶ月のときに大きなお腹で立ち上げた〔働く女性を繋いで働き方やキャリアをシェアするコミュニティWOMAN TIES〕のトークイベントを、ママボランとNPO法人二枚目の名刺とコラボ開催することもできました。

2018/9のハイライト
初めての乳腺炎で死ぬ
・鎌倉小旅行
・ママボランランチ会でまゆみんと出会う
・育コミュ入会
・WOMAN TIES vol.3 #わたしのパラレルキャリア 開催

走って、もがいて、悩んで、でも走り続けたからこそ新たな場所にたどり着いた

「子どもを産み、子育てに専念するため」に会社と国から頂いているお休みだからこそ、会社や社会から取り残されている感覚や、いわゆる「ブランク」を感じやすい期間に、なんとなく過ごすのではなく何か自分のためになるような、せっかくの時間を活かすようなことがしたいともがいてきました。

自分は何がしたくて、何者になりたくて、どんな道を歩んでいきたいのか?たくさん悩んで、悩みながらも走ってきたからこそ、偶然でも今となっては必然であったと思えるような人や場に出会えたのだと思います。

更にスピードアップしていく育休後半は次のnoteで・・・

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?