千夜一夜の一日目。
雰囲気のあるAI生成画像=AIアートが出力できたので、#AIアートと短文 的に綴ってみます。ヘッダーは和風ですが(苦笑)
とある古い図書館で、女が一人、物語を紐解いていた。そこには目を惹きつけられる挿絵が載っていて、彼女は暫し本の世界の旅に出ることにした。
可憐な少女がアマガエルと戯れている。ビニールの合羽を羽織い、髪を濡らす雫を気にすることもなく、彼女は愛らしい友と言葉を使わぬ会話をしていた。
「ねえ、きみ」
どこからか声が聞こえる。声の主を探すが、姿が見つからない。
「どこを探してるのさ。ぼくだよ、ここにいるよ」
その声に引かれながら、視線を下に落とす。雨に濡れた葉の上にいる一匹の蛙。それが声の主だった。どうしてわたしはカエルの言葉が分かるのだろう。このカエルは、人間語が話せるのだろうか。疑問を口にする前に、別の言葉が唇をすり抜けた。
「ねえ。あなたは誰?わたしに何を話してくれるの?」
わたしの言葉を聞いて、カエルが笑った。カエルに表情があるのだろうか、とも思うけれど、確かに笑ったのだ。その時に。
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覚えているかい。ずっと、ずぅっと昔。ぼくたちは近しい友だったということを。今はこうして違う世界に生きているけれど、あの頃はいつも一緒だった。
きみも、きみの大切な人も、ぼくと一緒だったね。
ずっとこうしていられるわけではない。それは分かっていた。ぼくの命はきみたちよりもずっと短い。その後も生きていくきみたちは、流れていく時間とともに、その思いも歩き方も変えていくだろう。
それが、生きていくということ。
ある国の言葉に、こんな4文字があるそうだ。
人と手をつなぎながら、自分らしく生きる。流されず生きるという意味なのかな。ぼくが流されたら、それこそおしまいだけど。きみたちは流れていくのは髪の毛だけで、その心の大切な柱は流されない。ぼくはそう信じたいんだ。
流されないでいて欲しい、ぼくのことを忘れたとしても。
「流されないために、お願いしようかなぁ」
わたしの言葉を聞いて、カエルが問いかけてくる。
「お願いって、誰にだい?」
「うん、それはね……」
水の魔法を使う魔導師さんに。
わたしがそう言うと、カエルは降り出した雨、その雨粒のような声で笑った。
等、AIイラストとお伽話でした。なお、ヘッダー画像の女性、カエルと少女のプロンプト、魔導師プロンプトの骨子はAIイラスト研究室さまよりお借りしております(メンバーシップ会員掲示板でのご教示、引用記事内での記述はありません)ありがとうございます💖
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