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10/3 ボンベイ・サファイヤ蒸留所とメリー・ポピンズ

今日は鉄道ストライキがなくてありがたい。ベイジングストークまで行かねばならないからだ。

目的はボンベイ・サファイヤというロンドンジンの蒸留所ツアーに参加するため。数年前に製紙場だった場所を買い取って蒸留所を作ったのだが、一部が体験ツアーになっている。私はジンを飲まないが、主人はジンが大好きなのでどこかロンドンジンをパブ以外で楽しめるところはないかということで探しついたのがボンベイ・サファイヤの蒸留所である。郊外への日帰り旅行も楽しみだ。

イギリスのご飯がまずいと言われる所以

物価が高いイギリスの中でみんなごはんどうしているのか、というところで登場するのがDeal Mealである。
①サンドイッチ
②スナック
③飲み物
をセットにしてだいたい5ポンド以下というのをコンビニ的な店や駅の売店で見かける。
試しにMeal Dealをマークス&スペンサーとセインズベリーで買って食べ比べてみたんだけど、どちらもパンはイマイチ。セブンイレブンのサンドイッチはボリューム感には欠けるがご馳走レベルであると実感する。
イギリスのご飯が不味いというのはこういう時に感じる。
逆に言うとお金を出すと不味いものは出てきにくい。これもイギリスのリアルなんじゃないかと思う。

イギリスの移動で電車とバスの乗り方は難しくない

蒸留所のあるベイジングストークに行くには、Waterloo駅からSouth Western Railwayに乗る必要がある。いわゆる特急の立ち位置で、たった一駅ではあるが、往復で一人90ポンドと高めの価格設定には驚いた。直前だったのもあるけど、そんなに高かったかなぁ。

電車は事前にインターネットでチケット購入して送られてきたPDFにあるQRコードを読み込ませればOK。我が家はプリントしていったが、スマホでももちろん大丈夫です。

Waterlooの鉄道駅は大きいのでお店も充実

ベイジングストークまで40分くらいで到着。ボンベイ・サファイヤ蒸留所のあるラバーストークまでバスで35分程度。ちょっとした小旅行である。

ベイジングストークの駅を降りると、The Mallというショッピング街がまずはお出迎え。とても大きいセインズベリーやプライマークがあるではないか!ロンドンの人混みで探すならこういう少し離れた大きめの街で買い物することが個人的には好きなので、もうちょい計画的にベイジングストークを楽しむプランも盛り込んでおけば良かった。ちょっと駅から離れるとウェイトローズもあるじゃん!!!生活には充分すぎるクオリティが担保されている街だなという印象。

駅前からショッピング天国のベイジングストーク

ここからはバスで移動。
76番のバスに乗るのだが、ロンドン市内以外のバスは20年ぶりすぎて乗り方をすっかり忘れていた。ありがたいことに、VISAタッチやApple Payを使えるので(もちろん現金も)乗るには問題なさそう。
運転手さんからどこへ行くの?と聞かれてラバーストークまでの往復チケットをもらう。
そうそう、昔も1週間パスをバスで買って学校に行ったなぁ、と思い出す。仕組みは変わってなかった。二人で往復22ポンド。

バスはさまざまな決済手段がある

ラバーストークを降りると徒歩2分でボンベイ・サファイヤの入り口につく。

バス停から歩いて3分くらいで到着

話は少しズレるが、車で来た方が利便性は高いが、試飲できなくなっちゃうし、イギリスは車のスピードがとても速いので運転慣れしてない場合はおすすめしない。私たちも直前までHertzでレンタカーを借りようかと思っていたがやめて正解。バスですら、すごいスピードで田舎道を走っていくからね。

素晴らしい郊外の景色が広がっているバスからの車窓から

歴史を感じる建物の中にあるボンベイ・サファイヤ蒸留所

1週間前に北海道・余市のニッカウイスキーに行ったのだが、煉瓦の建物と緑と美味しい空気はそれに近いものを感じる。ニッカはスコットランドの風土に似た場所ということで選ばれているので共通点を感じても全くおかしくはない。

煉瓦建の素敵な蒸留所
これらの施設を見学できる

入口の小川に流れる水はとても透明でいいジンになることが間違いなしの環境。
見学ツアーは時間制で私たちはバスが遅れてしまったのでシアターでの動画上映から参加した。本当は一番最初にボンベイ・サファイヤの試飲があるのだが、トークンをもらい終わった後にバーで飲んでね、ということだったので、ジンは後でのお楽しみ。

小川の水が綺麗

見学ツアーは、建物の成り立ちや見学用の温室などを見せてくれる。
ボンベイ・サファイヤはいくつもの植物を使ってジンを作っているのだが、この温室にある植物をそのまま使ってるわけではないそうだ。世界中から集めたハーブや植物で蒸留されている。

植物園はジンに使われている植物を鑑賞用に置いている

見学後はバーで試飲🍸
三種類から選ぶことができた。
①ノーマル
②サンセット
③レモン
私たちは②と③を選択して新しいフレイバーを楽しむことに。
ノンアルコールカクテルも頼んでみたけど、スパイシーでとても美味しかった。最近はノンアルコールも普通にパブでもあるし市民権を得ているのが嬉しい😊

ノンアルコールカクテル!レモンの皮が爽やか!

ディナーはThe Seafood Bar@SOHOへ

ロンドンに戻ってきて連日のパブ続きだったので、海鮮が食べたいと言う主人の希望に応えるために劇場近くのシーフードレストランを予約。
最初は軽くでいいかなーと言っていたが、店の中に入ってしまうとグルメの血が騒ぐ。
ここはおすすめを食べなくては!
ということで、Fruits de merというシーフードの盛り合わせを注文。
2人前だったんだけど、なんだかすごいバリューのものが来てしまった!!
並べられているのはムール貝、サバのリエット、カニ、シーフードサラダ、エビ2種とオイスター。あとはよくわからない貝が2種類。

二人で68ポンドのシーフードプレート

塩気がだいぶ強かったけど、味としてはこんなものじゃないかなぁ。サバのリエットはチャバッタの上に乗っけて食べるのがとても美味しかった。
先週北海道で海の幸を食べてしまったので、クオリティで比較してしまうのが心苦しいが、やはり海鮮は日本が美味しいと思った。
そういえば、ロンドンで海鮮食べたことがなかったので、これはこれで良い経験になったと言う感じにしておこう。

今宵はメリー・ポピンズを見に行くのだ

コロナ禍でロンドンのミュージカル関連の動画を見ていて美しさに目を惹かれたのがメリー・ポピンズ役のジジ・ストラレン。濱めぐさんのメリーも良いが、私の中ではもうジジのメリーがデフォルトになっていたので舞台で会えることが楽しみで楽しみで今回一番最初にチケットを取った。
バート役のチャーリー・ステンプも1週間前から復活!ウエストエンドのリバイバル版のオリジナルキャストで見れるとは!!ほんとラッキー!

2004年にマンマミーア見にきた懐かしの劇場

ネタバレになるので詳しくは書かないが、いくつか日本版にはなかった演出や舞台装置があったような気がしたのと、日本版はバードウーマンとミス・アンドリューは同じ方が演じているが、ウエストエンド版は違う方だった。これは日本はキャストの出番を増やす的な措置なのかな?

この日はチケットの売れ行きがよくなかったのか、座席をアップグレードしてくれていたので、最後の大仕掛けも目の前で堪能できて、とても楽しい時間!!言葉が違うと細かいところで笑えないのが少し寂しいが、また日本公演があるときは見たいと思ったので再演希望!
美しいジジさんをしっかりオペラグラスで見れて大満足でした❣️

大仕掛けは当たり前だけど本場も健在!

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