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#80 『食』がテーマの無印良品 京都山科

#事例

2019年11月、「食」をテーマに生鮮食品を扱う無印良品が京都山科にオープンした。スーパーさながらの店舗は、「無印良品イオンモール堺北花田」に続き関西では二店舗目となる。なお関東では「無印良品銀座」で生鮮食品を扱っている。

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地下鉄山科駅直結で改札から店に続く道には食をイメージさせる広告が並ぶ

「食べる・見つける・買う」

「食べる・見つける・買う」をコンセプトに、生鮮食品や加工品等を扱い、生産加工の過程にある物語を、商品情報とともに顧客に届けることを目指しているという。

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店内の様子

“都市生活者にとって、食の生産現場である畑や農場、漁場は遠い存在となり、食べ物は単に商品として消費されるものとなっている”、”多くの商品は、名前や価格にのみ注目され、そこに込められた生産者たちの想いや数々の工夫といった情報は知られていないのが現状”(参考サイト1つ目より引用)

ということから、生産過程が伝わるようなポップやフリーペーパーなどを商品と一緒に並べる工夫をしていることがわかる。

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有機野菜コーナー

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米もメッセージ性のあるものが並んでいる

切り干し大根はレシピ付き。たとえ普段調理しない野菜でもレシピがついていることで挑戦しやすくなるのでうれしい。

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レシピ付き切り干し大根

こちらは「坂ノ途中」という環境に配慮した農産物に特化した会社が提供しているコーナー。近郊農家、他県の契約農家の野菜、加工品が並ぶ。

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坂ノ途中の売り場

野菜と一緒にこんなものも!

野菜の棚の隙間には所々本が並べられている。「八百屋とかんがえるオーガニック」はまるで古来種野菜写真集。美しい野菜の写真がたくさん載っているので見るだけでも面白い。

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八百屋とかんがえるオーガニック

店頭に置いてあった「つながる市」の冊子は、山科店のキッチンカウンターで、季節の野菜のレシピを試食提供している野菜ソムリエの方のエピソードが載っている。

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つながる市フリーペーパー

他にも「京都食べる通信」が置いてあった。

「人と地球の健康を考える」たんとスープ

売り場の奥にはフードコートも。

「人と地球の健康を考える」がコンセプトのたんとスープは、農家直営のスープ専門店。剪定枝を使った土づくり、無農薬栽培など食材をつくるところからこだわっている。また、環境に配慮した農法だけでなく季節に応じたメニューと提供するなど、自然に”さからわない”ご飯を気軽に食べることができる。

こだわり
100%環境保全型農業・オーガニック野菜を新鮮に提供する
化学調味料・合成着色料・保存料は当たり前のように無添加で作る。
季節に応じたメニューにこだわる。
体に優しくて、栄養バランスに配慮している

イートインコーナーの周りは「食」に関する本がたくさん並んでいる。手に取ってみたり実際に買うこともできるようになっている。スープ以外にもうどん、カレーなど様々なコーナーがあり飽きずに楽しめそうだ。

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玄米酵素ごはんとスープのセット

私が訪れたのは平日のお昼時で、「ここ無印?」ってくらい利用者の年齢層が高かった。バイトらしき人もリタイア後だろうなというくらいの高齢者が多く見られた。フードこと担当の方は、ご飯を食べようとしたらセルフサービスの水を入れてくださったり、なんだかほっこり。「食」をテーマにすることで、客層が変わるのだろう(平日の昼間だったからかもしれない)。

・・・・・・

MUJI愛用者としても、直売所・スーパー好きとしても「こんなスーパー、近所にあったらいいなぁ」と思いました。2時間くらい居座って隅々まで見てしまいました(笑)
お近くの方はぜひ訪れてみてください!
次は無印銀座に行ってみようかなぁ。

その他情報

店内の様子についてはこのサイトの写真がわかりやすい↓

紹介した本はこちら

参考サイト



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