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食と農と風景

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”研究と日々の暮らしのあいだに”がテーマのマガジン。食と農と農村風景に関連することを書いています。#毎日の風景をつくるごはん
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#風景をつくるごはん

#113 東京暮らし、たどりついた食材選びと調理法

#毎日の風景をつくるごはん 新連載、はじめました。 マガジン「食と農と風景」は、”研究と日々の暮らしのあいだに”がテーマのマガジンです。にもかかわらず、実践につながるような記事が少ないという課題がありました。そこで、「写真ベースで手軽に見れて、マネしやすい」に特化した連載、「毎日の風景をつくるごはん」をはじめることにしました。 この記事は、連載を始めようと思ったきっかけ、食材選びのマイルール・調理の基本とその背景にある考えについてまとめたものです。 1.きっかけ、In

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#112 毎日の風景をつくるごはん vol.1【小寒•大寒】

#83 風景をつくるごはん、2020春

#実践 #風景をつくるごはん 外出できない日々が続いていますが、みなさんお元気ですか? 4/4の“食の選択”についての記事では、 自由に外出できない今だからこそ、外との接点として食材をとらえなおせないだろうか? と考えていました。それもあって、普段は旅行先で買ったもので作っていた「風景をつくるごはん」を、宅配野菜で試してみることに。 坂ノ途中から「旬の野菜セット(S)」とお米、レシピノート:April2020が届いたので、さっそく「風景をつくるごはん」をつくりました。菜の花

#96 平サヤインゲンの胡麻和え

#風景をつくるごはん #京都市 #平サヤインゲン 坂ノ途中の野菜は西日本産が中心で、熊本の野菜も多く来ていたので、長い梅雨、そして九州の豪雨で生産地の状況が心配されるこの頃…会社での対応と調整も大変そうだなぁ。 さて、今日の風景をつくるごはんは、坂ノ途中の「旬のお野菜セット」より、「平サヤインゲンの胡麻和え」です。 ・・・・・・ 生産者生産者は京都府京都市の「山本有機農園」 ホームページのConceptに5つの基本理念が書かれている。その中で、なぜ有機栽培をしている

#85 ごぼうの美味しさ再発見

#実践 #風景をつくるごはん #本 今日は「風景をつくるごはん」と消費者行動と流通に関することを少し書いてみる。そして最後に関連本を2冊紹介する。 ・・・・・・ 土付きゴボウって、洗うの面倒だし久しく登場していなかった。今日の「風景をつくるごはん」前回の記事でも登場した、坂ノ途中の宅配野菜に入っていたごぼう。 生産者は、小路 健男 さん(北海道安平町) たたきごぼう 坂ノ途中のレシピを参考に作りました↓ 調味料は、ごま、醤油、みりん、お酢。 叩いて茹

#78 風景をつくるごはん【亀岡】

#実践 3月半ばに京都に行ってきました。と言っても京都市内ではなくお隣の亀岡市です。トップ画は一瞬の晴れ間に車内から撮った亀岡の風景です。 丹波の国京都市の西隣りに位置する亀岡市は京都駅から車で30〜40分、桂を通り抜け、山道をくねくねと走ると亀岡市に着く。 亀岡市の全体マップ 亀岡は霧の町としても知られており、私たちが直売所をまわっている2,3時間で晴れたり、急に強い雨が降ったりと分単位で変わる天気に驚いた。この霧は晩秋~春にかけてよく発生するもので、旧国名の「丹波国

#15 風景をつくるごはん【糸島】

糸島市糸島市は玄界灘に面する福岡県最西部のまち。人口は10万人ほど。姪浜で福岡市営地下鉄から筑肥線に乗り換えてちょっと行くと海が見えてきて、九大学研都市、周船寺を通り過ぎて、波多江駅から糸島市に入ります。 伊都菜彩伊都菜彩はJA糸島が運営する直売所で、波多江駅そばにあります。 2016年度の「日本農業新聞のJA直売所アンケート」で売上高日本一だったそうで、第二位の和歌山県の直売所の売り上げ高約27億円に対し、伊都菜彩はなんと40億円! その規模の大きさといい、混雑具合と

#14 食べることが風景をつくる

≪「食べること」をちょっと角度を変えて考えてみる≫というのが今回のテーマ。 毎日欠かさず行う「食べること」から広がる世界・風景について、農業と風景との関係から書いてみます。 風景をつくるごはん 『風景をつくるごはん』と聞いてどんなイメージを持ちますか? 詳しくはこちらのページ(風景をつくるごはん〜はじめに〜) に書いてありますが、簡単に説明してみます。 ※農村振興や景観の観点から詳しく知りたい方はこちら→「風景保全策としての「風景をつくるごはん」プロジェクト」 農村の風