マガジンのカバー画像

食と農と風景

43
”研究と日々の暮らしのあいだに”がテーマのマガジン。食と農と農村風景に関連することを書いています。#毎日の風景をつくるごはん
運営しているクリエイター

2020年4月の記事一覧

#83 風景をつくるごはん、2020春

#実践 #風景をつくるごはん 外出できない日々が続いていますが、みなさんお元気ですか? 4/4の“食の選択”についての記事では、 自由に外出できない今だからこそ、外との接点として食材をとらえなおせないだろうか? と考えていました。それもあって、普段は旅行先で買ったもので作っていた「風景をつくるごはん」を、宅配野菜で試してみることに。 坂ノ途中から「旬の野菜セット(S)」とお米、レシピノート:April2020が届いたので、さっそく「風景をつくるごはん」をつくりました。菜の花

マガジン「食と農と風景」について

「農業と環境」に関連する、食、農村景観、生産と流通、農業政策、ツーリズム、エシカル消費や、それらにかかわる書籍などについて書いていく予定です。取り上げるトピックはこのような個人的に興味のあること、現在勉強していること中心になります。 扱うテーマ私の興味・関心(研究テーマ)についてすごく大きく言うと、 ・持続可能な農業はどのようにして実現できるのか? ・新しい技術の登場、農業と環境問題への関心が高まってきている今、いかにして農業を続けていく事ができるのか?農村景観を守れるの

色んな野菜の料理を覚えられるのも季節のお野菜セットの良いところ。赤からし菜、紅だいこん…今回も初めて扱う野菜が届きました! 日本の市場に出荷されている野菜の数は約30科約130種類程度と推定されているそう。 いかに野菜を知らないか、日頃決まったものしか食べてないかって事に気づく…

#85 ごぼうの美味しさ再発見

#実践 #風景をつくるごはん #本 今日は「風景をつくるごはん」と消費者行動と流通に関することを少し書いてみる。そして最後に関連本を2冊紹介する。 ・・・・・・ 土付きゴボウって、洗うの面倒だし久しく登場していなかった。今日の「風景をつくるごはん」前回の記事でも登場した、坂ノ途中の宅配野菜に入っていたごぼう。 生産者は、小路 健男 さん(北海道安平町) たたきごぼう 坂ノ途中のレシピを参考に作りました↓ 調味料は、ごま、醤油、みりん、お酢。 叩いて茹

#82 世界中のワインのエコラベルを集めてみたら

#農産物認 #事例 #論文まとめ Inventory of environmental certifications throughout the world 2019年に発表された世界中のワインのエコラベルを調査した研究論文(フランス語)を紹介します。論文はこちら↓ V. Lempereur, M. Balazard et C. Herbin(2019) Inventory of environmental certifications throughout the

#81 今日、何食べる? 食材から料理を決めよう

#事例 農地の風景のポストカード?と思いきや、これ、レシピブックなんです。一番左の春菊のブックには春菊のレシピ、ネギの畑のブックにはネギのレシピが載っています。こんな素敵で集めたくなるレシピブックを発行するのは、環境負荷の小さな農業を広めるための活動を行っている『坂ノ途中』という会社。 春菊のブック:6つのレシピが載っている 今回のトピックは、『坂ノ途中』の紹介と食の選択についてです。 食で環境へ貢献する手段は色々ある有機認証ラベルは、”都市の消費者”には有機農産物に

#80 『食』がテーマの無印良品 京都山科

#事例 2019年11月、「食」をテーマに生鮮食品を扱う無印良品が京都山科にオープンした。スーパーさながらの店舗は、「無印良品イオンモール堺北花田」に続き関西では二店舗目となる。なお関東では「無印良品銀座」で生鮮食品を扱っている。 地下鉄山科駅直結で改札から店に続く道には食をイメージさせる広告が並ぶ 「食べる・見つける・買う」「食べる・見つける・買う」をコンセプトに、生鮮食品や加工品等を扱い、生産加工の過程にある物語を、商品情報とともに顧客に届けることを目指している