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知ったつもりになっていたけど「ビタミンC誘導体」って何のこと??

もういい歳なんだから、そろそろ、

食べたり、カラダにつけたりするものについては

気を使っていかないとな、と思うきょうこのごろ。

思い立ったが吉日ということで、今日は、
雑誌やネットで目にするけど、本当はよくわかっていない「ビタミンC誘導体」について調べてみました。

ビタミンC誘導体って何?

説明で、よく

ビタミンCは不安定な成分のため、化粧品にそのまま配合することができない。成分として安定させ、肌に浸透しやすくしたのがビタミンC誘導体だ

みたいなことが書いてあるけど、そもそも「ビタミンCが不安定」ってどういうこと?とずっと思っていました。

まずはそこを調べたら、

ビタミンCは強い抗酸化作用があるが不安定で分子構造が壊れやすい

これも説明しているようでたいして説明してくれていないが、分子構造が壊れやすいってことはわかった。それがどういうことかってのはちょっと難しくなるので一旦置いておきましょう。

上にもあげましたが、ビタミンCのままだと肌に浸透しにくいと。これは、ビタミンCは水によく溶けるため、皮膚の角質層が水を弾き皮膚への浸透が不十分だということらしい。なるほど。

でもって、「分子構造が壊れやすい」「肌に浸透しにくい」みたいな点(ほかには「空気に触れると酸化する」「皮膚乾燥を招く」「水に溶かすと活性を失う」等)を改良したのが、ビタミンC誘導体なんですね。

つまり、ビタミンCのメリットをそのままに、デメリットを改善させた成分。科学の力ってありがたいですねえ。

ビタミンC誘導体に期待できる効果・効能

知りたいのはこっちですよね。

1.シミやそばかすを予防し、薄くする

ビタミンC誘導体には、メラニンを発生させるチロシナーゼという酵素の活性を抑える働きがあり、結果としてシミやそばかすを予防することができます。

また、メラニンの還元作用もあると言われており、既に出来ているシミにも効果が期待できます。

2.ニキビを予防しニキビ跡肌を改善する

皮脂の分泌を抑える働きが期待できるため、皮脂の過剰分泌によるニキビの解消に役立ちます。

また、線維芽細胞に働きかけてコラーゲン生成を促してくれるため、肌のコンディションが整えられ(整肌作用)、ニキビ跡の肌に対しても効果を発揮します。

3.エイジングケア

ニキビ跡の肌への影響と同じように、コラーゲンが生成させることで、たるみやシワの改善などのエイジングケアにも役立ちます。

ビタミンC誘導体配合の化粧品の選び方

2020年の現在、多くのビタミンC誘導体が配合された化粧品が登場しています。有名どころでは、ドクターシーラボの「VC100エンリッチセラム」や、ロート製薬の「オバジC」シリーズ、キャシーズチョイスの「Cマックスローション」といったもの。

どの商品がいいかは、その方の状態や、時期にもよりますが、選ぶときに重要なポイントがいくつかあります。

1.配合されているビタミンC誘導体の種類に注目

化粧品に配合されるビタミンC誘導体には、いくつか種類があります。それぞれ、浸透性や持続力、などの特徴が異なるので、どのビタミンC誘導体が配合されているかは必ずチェックしましょう。

(例)
●APPS(アプレシエ)
水溶性と油溶性の両方の特性をもつ「両親媒性」のビタミンC誘導体。高い浸透力が魅力。一方で分子サイズが大きく即効性が低いとされます。

●リン酸アスコルビルナトリウム
水溶性ビタミンC誘導体。価格が安く、安定性に優れているので多くの化粧品に使われています。

●VCIP(テトラヘキシルデカン酸アスコルビル)
油溶性ビタミンC誘導体。クリームなど油分の多い化粧品に配合されている。肌への浸透性に優れいている。一方でビタミンC含有量が少ないという特徴も持つ。

●リン酸アスコルビルマグネシウム
水溶性ビタミンC誘導体。浸透力の高さと、ビタミンC含有量の多さに特徴があり、イオン導入に使われることが多い。

2.乾燥肌の方は特に注意が必要

ビタミンC誘導体は皮脂分泌抑制効果があるので、肌を乾燥させる可能性があります。

なので、他の保湿アイテムを併用するか、もしくはセラミドやヒアルロン酸、コラーゲンなどの保湿成分も一緒に配合されている化粧品を選ぶといいでしょう。

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