見出し画像

【蛇玉がない!】出光美術館「江戸絵画の華」展


皆様、お久しぶりです。1月もあっという間に過ぎ去ってしまいました。
待ち遠しかった出光美術館のプライスコレクションのお披露目展覧会の出品目録を穴のあくほど眺めても、私の押し画家葛蛇玉かつじゃぎょく雪夜松兎梅鴉図屛風せつやしょうとばいあずびょうぶは、見当たりませんでした。
元々、コレクションの全てを買い取った訳ではないので(約半分の190点、この作品リストも欲しい‼︎)選に漏れる可能性も充分あり得るとは、思っていましたがショックは隠せずにいたところ、日経朝刊に今橋理子先生の「兎のかたち十選」(1/18~2/1)という記事が連載されていて、その中で取り上げられているこの作品はロサンゼルス・カウンティ・ミュージアム寄託となっていました。
何と私のウサちゃんはLAのダウンタウンへ行ってしまったのです💦💦💦
よりによって車が無いと、どこへ行くにも不便で、ハードルの高い観光客泣かせのLAへ😭
これでもう多分会える機会はないでしょう。日本にいれば、毎年お正月に展示される円山応挙の「雪松図屏風」(三井記念美術館)や長谷川等伯の「松林図屏風」(トーハク)、5月にお披露目される尾形光琳の「燕子花かきつばた図屏風」(根津美術館)のように会える機会もあろうというもの(といってもなかなか行きませんが…)それが叶わなくなって意気消沈した次第です(ちょっと大げさ😫)

葛蛇玉「雪夜松兎梅鴉図屛風」右隻
葛蛇玉「雪夜松兎梅鴉図屛風」左隻

蛇玉談義はこの辺にして、17年前にトーハクで観たプライスコレクションに出ていた作品も当然ながら展示されていました。両方に出ていた中で印象的だったのは作者不詳の「酒呑童子図屛風」、若冲の「群鶴図」そして目玉の「鳥獣花木図屛風」等々、ここでちょっと気付いたんですが特に屛風に作者不詳が多いこと。作者が分からなくても気に入った物は買うというプライスさんの心意気が感じられました。一番最初に買ったという若冲の「葡萄図」も選に漏れたのか今回は展示されていませんでした。
第2部は2月21日からです。ここには、私のもう一人の押し画家鈴木其一が登場します。気を取り直してまた出かけることにしましょう。