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original

DTMを始めて、

2019年の夏から考えると2曲目を完成させた。

何かを作るということは

自分を表現することが楽しいというよりも

中々人に伝えることが難しいことをひとつ完成させることで、嫌なことも楽しいことも浄化出来るので達成感があって気持ちが良い。

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カーテンの隙間から
落ちる太陽と目があった 
確かに選んだ道だったはずだったけど


留まることを覚えた空は晴れだけど
傷ついたこと暮らしのなかで


遠回り帰り道
公園の猫たち
頑張りすぎた水曜の午後
止め処なくながれる雨の日も
見せる強さがあればそう
良いのに

カーテンを開いて窓を開けた
少し冷えた空気を吸い込んで溜め息にかえる
そんな日もあっていいよ


大切なこと忘れ独りよがりになる
美しさを知っているのも

戻れない時間だけが味方だった
今を愛せる余裕なんて無くて

好きな歌口ずさむこと出来なくなる
日々もそう

私だって、そう




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日々、忙しくて辛くて悲しくて楽しいことなんかよりもつまんないことのほうがどんどん密度が濃くなっていくけど、そんな中でも生きている、オリジナルの私、替えがいない誰だって大事だし、自分を大切に、留まっても悩んでも遠回りでも良いからいつか堂々と生きていければいいなと思う。


つぎはどんな歌をつくろうかなあ、、


-----追記-----   2022.10.5    

フレーズが実際に浮かんだのは、熱を出して床に転がり会社を休んだ夕方。丈の合わないカーテンの隙間から、さした陽が目に入り眩しかった。

日中は晴れていて「こんな日は外に出かけたら気持ちいい」そんな日だった。喉が痛くて声はもう出なくなってしまうかもしれないだけど歌いたい錆びたギターを手に取って思うままに口ずさんだ。最初はイルカのなごり雪みたいで、これじゃダメだってなった、とりあえず歌ってる自分の動画を録音して、見てなおさらそう感じたのでやめた。次に浮かんだのが、完成したメロと同じ。

ーカーテンの隙間から落ちる太陽と目があったー

歌詞に擬人化させることにハマっていた?時だったので太陽が人間みたいに「目が合った」って歌詞に入れたら面白いなと思ったのでこのまま続けた。

ー確かに選んだ道だったはずだったけどー

ずっと社労士になりたくて今の仕事もしているけど、思い描いていた現実とのギャップに落ち込んだり悩んだりし過ぎて、でも自分で決めた道は簡単に手放すのも違うしそんなことを考えてる自分も嫌だし、かなり迷っている時だった。

ー留まることを覚えた空は晴れだけど 傷ついたこと暮らしの中でー

悩み過ぎてこの時は止まることすら嫌だった。その考え方は今もあるけれど、その時止まるのが嫌だったのは、諦めている自分が本当に許せないし、誰にもそんな自分を見られたくなくなかったから、いつでも強い自分でいたいと思ってるが故にそんなことを考えていたとも思う。

ー遠回り帰り道 公園の猫たち 頑張りすぎた水曜の午後ー

住んでいた家の近くに猫がたくさん集まる公園があって、よく寄り道りしていた。本当に人懐っこくて可愛くて愛おしい猫たちが集まる公園へ、仕事帰り遠回りしながら帰った。本当にやりたいことができない自分を少しでもポップにしたくて、遠回りしている自分そのままを歌った。熱出して仕事休んだのも水曜の午後なんだよね、ダサいよ、自分。

ー止め処なく流れる雨の日も見せる強さがあれば良いのにー

人に弱ってる自分を見せることが苦手で、心配されるのも嫌で、見せることで嫌われるとかめんどくさいとか、今考えると本当に強気な自分だったからこそ、こういう歌詞が出来たんだな、と改めて思う。今もそうだけど、要領悪いし、全部自分が自分が、、と思って抱え込み過ぎててパンクしてる。             涙を、弱い部分を人に見せられたら、どれだけ楽なのか。

ーカーテンを開いて窓を開けた                       少し冷たい空気を吸い込んでため息にかえる日もあっていいよー

突然だれかに話しかけてるみたいで面白い、他人事にして本当に自分の弱いところを見せたくなくて、本当は自分に言っているんだけど、どうにか誰かに言ってるみたいで、いまだから笑える。でも確かに熱で休んだ日は空気が澄んでて、寒くなってくる時期の、冷たくて心地良い風が気持ちよかった、救われた気がした。

ー大切なこと忘れ 独りよがりになる美しさを知っているのもー

今は減ってきたけど、ひとりになりたいし、大勢で群がっているのは嫌で、私は私ひとりで作る美しいものがあるってことを伝えたかったんだと思う。この時は誰かといることよりも自分だけで何かしていることの方を尊重していた。

ー戻れない時間だけが味方だった 今を愛せる余裕なんて無くてー

過去の思い出、バンドをやっていた頃、地元にいた時、、、後々書くけど「陶酔」とは真逆で、過去だけが、今まで生きてきた道のりだけが味方でしかなくて、前に進みたいけど、諦めたくないけど、精一杯今を生きることに一生懸命で、心に余裕がなくなっていた。

ー好きな歌口ずさむこと出来なくなる日々もそう 私だって、そうー

「original」・・・自分で選んだ道を進んで挫けそうな自分も、歌ってきた自分も、強がりな自分も、人に弱みを見せられない自分も、なんとなくこなしてしまっている自分も、猫が好きな自分も、ギターが嫌いな自分も、大事なことを大事に出来ない自分も、優しい自分も、全部、ぜんぶ 私なんだ、、、、        じゃあだからこうしなきゃいけない!とかはなくて、そんな等身大の自分を理解してあげて情けなくてもオリジナルな自分を認めて生きていこうと思った。難しい、自分を客観視していることがよくあって、幽体離脱から戻る直前、そのぐらいの距離感で、並走して、自分を愛せていきたいなと思った。ここにきてすごく分かりづらい表現だけど、これも「original」な自分です。          

おわり




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