見出し画像

何も言うことがないことについて

ただひとつ確信がある。困難を多く与えはするけれど世界が美しく見える目をあげようと、神様はきっとそうおっしゃったのだ。(堀内ルミ「書くことについて」、『アフリカ』vol.33より)

3月になりました。今月も「水牛のように」へ「『アフリカ』を続けて」を寄せています。昨年の7月から始めて、今回で9回目。

「水牛」を編集している八巻美恵さんから声をかけていただいた時、自分にとっては、この数年やってきたことを少し反省して、変えてゆこうとしていたタイミングだったので、すごくありがたくて、救われたような気がしたのを覚えています。なので毎月、月末にこの原稿を書くのだけは、いましばらく止められそうにありません。

『アフリカ』最新号(vol.33/2022年2月号)にかんしては、SNSで感想を書いてくださっているのにはなるだけ目を通そうと思っていますが、見つけられていないものもあると思うので、よかったらお知らせください。ぜひ読みたい(必ず何かしらのアクションを起こすので、それがないということは気づいてないということ)。

今朝は、スズキヒロミさんの一連のツイートを読んで、朝食のサンドイッチを食べながら、「ここまで読んでくださったら、自分にはもう何も言うことがない」というようなことを言っていました。そうしたら…

そうしたら、息子(小2)が「ありがとうくらい言えばいいじゃん」って言うんです。えっ? と思ったんですけど、妻から「何も言うことないって言うから」と言われて、大笑い。そうね、難しい言い方をしてしまった。自分からは何も付け加えることがないくらい深く読んでくださっていると思って感動しているんだよ、もちろんお礼は言うよ、と説明しなければなりませんでした。

(つづく)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?