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スキの世界の人間関係3

晴海プラムです。わたしが過去に経験したスポーツジムのエピソードを書いています。イケメンでムキムキのインストラクターのパーソナルトレーニングを受けていると、インストラクターの独立の話が浮上。その前回のお話はこちら。

インストラクターの独立騒ぎで、会員の中で情報の探り合いが続いていました。インストラクターは独立するにあたって、パーソナルトレーニングをしている会員のうち、「一部の会員」にだけ、自分の連絡先を秘密で教えていた。わたしはなぜかたまたま教えてもらった。でも、友達は教えてもらっていないようだった。

友達から「連絡先を教えてもらっている人がいるみたいだけど、何か知ってる?今後どうやって連絡とったらいいの?」って会うたびに何度も聞かれた。わたしは「知らない、わからない」と答えるしかなかった。「知ってる」って答えたら、友達が傷つくと思ったし、インストラクターにも「秘密にして欲しい」と念押しされていたので、友達にずっと嘘をつき続けた。口には出せなかったけれど、心の中ではいつも、友達に謝っていた。

独立が決まったインストラクターは、準備でかなりのストレスを抱えているようだった。わたしとのパーソナルトレーニングの時間は、インストラクターの愚痴を聞く時間になった。トレーニングは昔に比べて、場当たり的になっていると感じた。わたしがお金を払ってインストラクターの愚痴を聞く日々が続いて、さすがのわたしも、この状況はちょっとおかしいと感じ始めた。

その頃、これが本当にパーソナルトレーニングなの?と疑問を持つこともあり、その分野の勉強を始めた。そうすると、やっぱり今の状況はおかしいと思うようになった。「よし、このパーソナルトレーニングをやめよう!」と決意した。

やめると決意したはずなのに、なかなかやめたいと言い出せない。わたしはスパッと決めて行動に移せない時は、ずるずると長引く。「トレーニングはこれで終わりにしたい」と言う準備をしていくのに、言うのは次回に先延ばし。自分から終わりを言うと、今のポジションにいることはもうできない。それを失うのが、漠然と怖かった。スタジオ受けるときも、気まずいかもしれないし。やめようって思ったけど、またトレーニングを受けたくなるかもしれないし。とか、うじうじ考え始めると、決断が鈍る。

しばらくすると、インストラクターが忙しくてパーソナルトレーニングを受付できない時期がやってきた。「これはチャンスだ!わざわざやめると言わなくても、終わりが来る!」と直感的に思った。インストラクターは忙しいのが落ち着いたら、また連絡すると話していた。でもそのまま連絡が来ることはなかった。(読み通り!)わたしからも、連絡はしていない。この人がスタジオレッスンをやっているのを知っているけれど、追っかけていく気には今のところなれない。昔からの会員を切ってるって噂も聞いたし、こんなことならさっさとやめると言えばよかった、と振り返って思う。

この件で友達と本音で話せなくなったのもあったし、とにかく人間関係に気疲れしてしまったので、基本的にスポーツジムでは適切な距離感を守ろうと決めた。距離が近すぎると色々見えるし、見えると巻き込まれるから。スキの世界は継続するのが大変だ。

だから今年1月から通っているジムでは、最初すごく緊張していた。会員さんの人間関係をよく見て、スタジオ内のポジションも注意深く観察していた。誰がどのインストラクターを好きなのか、アンテナを張って把握した。最初の心配が杞憂で終わり、今のところ安心して通えている。挨拶する人や、軽く雑談する人も増えた。スポーツジムは普通に通えるくらいがちょうど良い。今は一番心穏やかに通っているし、これからもそうしたいと思っています。

さて、7月2日(日)11:00〜新宿で「フレッシュ占い師祭り」に出演します。当日は手相とタロットで占います。人間関係のゴタゴタ、なんとなくわかっているけど前に進めない、決めきれない、などお話していきませんか?前に進むヒントをお伝えします。

7月2日(日)のイベント全体の告知はこちらをご覧ください。占い師7名、勢ぞろいです!


また、スポーツジムのエピソードはこちらのマガジンをご覧ください。


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