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サルスベリの剪定~夏編~ 【誰でもできる!!】

8月に入ると、段々とサルスベリの花が咲いているお家が増えてきます。
そんな中、すっきり綺麗に花を楽しむための剪定方法をお伝えします!

時期としては、花の蕾が付き始めてから開花中の剪定方法です。

Step.1 根元・幹の枝の整理

①根元から出ているヤゴやヒコバエといった枝を切りましょう。

根元から出ている枝は、不要な枝の場合がほとんどで、木の栄養もヤゴ・ヒコバエに取られてしまうのです。
また、根元がすっきりすることで、樹木全体がすっきりして見えます。

幹から出ている胴吹きと呼ばれる枝を切りましょう。

こちらも不要枝の場合がほとんどで、形が整っている樹木では、樹形を乱す恐れがあります。

①、②のどちらともできるだけ元(幹や根元)に近いところで切りましょう。
特にサルスベリは、切り口を巻き込んで幹肌を綺麗にします。
巻き込みやすいようになるべく元で切るようにしてください。

Step.2 枝数を減らす

サルスベリは、前回の切り口から何本かの枝を出します。
その枝で不要な枝を外していきます。
目安としては、5本程度でいいかと思います。
※木の状態によって、本数は変わりますので、見た目重視で判断してください。

【不要な枝の例】
・花や蕾がついていない枝
・細い枝
・枯れ枝
・他の枝とかちあう枝、絡む枝
・芯(幹)に向かって伸びる枝

などなど…

これらを外してあげると…

これだけすっきりします。
花を楽しむために5本にこだわらず、花をできるだけ残してあげるのも良いと思います。

全体で見ると…

だいぶすっきりして、花も楽しめるかと思います。

〈メリット〉

・風通しが良くなり、病害虫の発生を少し抑制できます。
・花後の手入れが楽になります。
・不要な枝に栄養が取られないので、樹木本体の生育が良くなります。
・すっきりすることで、見た目に涼しくなります。

〈補足〉

①サルスベリの剪定方法は、いくつかあります。

今回の写真の木は、花が終わったら、手の拳みたいになるように丸坊主にする方法です。
他にも枝張りを作るために少し長めに枝を切る方法もあります。

基本的には、夏の手入れは、どの場合でも大丈夫ですが、可能ならいつも手入れに入ってくれる庭屋さんにも相談してください。


②できるだけ元(枝が出ている付け根)で切る

前述した通り、サルスベリは、切り口を巻き込むようにして幹肌を整えて太くなります。
少し残ってしまうと、うまく巻き込めなかったりして、その部分から腐りや枯れが発生するかもしれませんので、注意しましょう。

③切り口の保護

サルスベリに限らず、樹木を剪定した切り口は、病気や菌、腐りなどが入りやすいです。
特にノコギリなどで太い枝を落としたときは、切り口に保護材を塗布すると良いです。
※やらなければ、必ず枯れる・病気になるというわけではありません。

④熱中症対策

開花時期は、夏場の暑いことが多いので、熱中症対策は十分に行い、安全に作業してください。
また、夏場には、蜂が巣を作っている場合がありますので、十分に確認した上で、作業に当たってください。

https://note.com/harumien_1120/n/n84f7e17c1025

自分で剪定できると、樹木により愛着が湧きます。
もしよかったら、ぜひ試してみてください!!

Step.1だけでもかなりすっきりします!
脚立やはしごがなくて、無理にStep.2までやろうとせず、自分のできる範囲でやってみてください。

いつもと違ったサルスベリを楽しむことができると思います!

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