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#手話
<よい>文法化 説明と例文
手話通訳学科1年生の夏休みの宿題を公開します! 日本手話<よい>の使い方について、です。 <よい>は、形容詞です。 例として ・良いお天気 ・いい服 ・良い本 ・笑顔がいい があります。 (動画の中でも紹介されています。) しかし、接続詞的な用法としての<よい>があることに留意しましょう。 文をつなぐ役割をもつもので、いわゆる文法化されたものです。 構文の形としては、<AよいB>をとります。 例えば、日本手話では <北海道 涼しい よい 暑い> という構文を作ります。 Aは<涼しい>、Bは<暑い>です。 日本語では、Aは言わないことが多いです。 上の例文では「北海道なのに暑い。」になるでしょう。 「北海道は涼しいのが本当なのに、暑い。」だと、何かくどい印象を与えます。 <AよいB>を使った手話例文は5本あります。 動画で確認してください。 そして、<AよいB>を使った手話例文を考えてみてください。 その表現が適切なものかどうかは、あなたの近くにいるろう者に聞いてみてください。 追記:動画中の手話例文はフィクションです😂
国名と首都 ヨーロッパ編 ★
ヨーロッパの主な国名と首都名です。 国名の手話は、原則として、その国の表現を使います。 手話のことではありませんが、最近の例として、ウクライナの首都「キエフ」(ロシア語の発音)が「キーウ」に変わりましたね。 *キエフ(ロシア語: Киев) *キーウ(ウクライナ語:Kyiv) 手話も、国名や地名はその国や現地のものを使おうという考えです。 スペインやギリシャ、オランダ等の国名手話は、現地の表現に変わりましたが、イギリス、フランス等の強国?の国名手話は昔から日本で使われているものです。(どうしてかしらね?)ロシアの国名手話は、ソ連崩壊の後ですから、ロシアで使われているものを表現しています。ドイツの国名手話は、現地のものと日本のものを比較すると、手型・位置は同じなのですが、動きが少し違います。 首都名は指文字になることが多いです。 首都の地名手話は、その国で使われている手話表現はあるのですが、日本では知られてないことが多く、指文字で表現しています。 (唯一の例外がパリです。) 動画は約30秒おきにチャプターを入れていますので、活用してください。 首都名の指文字は、シャドーイングしてみてください。 *指文字が音韻的に連続していることに注目して、なめらかに表現できるようになってください。