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自習室(日本手話)

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<よい>文法化 説明と例文

手話通訳学科1年生の夏休みの宿題を公開します! 日本手話<よい>の使い方について、です。 <よい>は、形容詞です。 例として ・良いお天気 ・いい服 ・良い本 ・笑顔がいい があります。 (動画の中でも紹介されています。) しかし、接続詞的な用法としての<よい>があることに留意しましょう。 文をつなぐ役割をもつもので、いわゆる文法化されたものです。 構文の形としては、<AよいB>をとります。 例えば、日本手話では <北海道 涼しい よい 暑い> という構文を作ります。 Aは<涼しい>、Bは<暑い>です。 日本語では、Aは言わないことが多いです。 上の例文では「北海道なのに暑い。」になるでしょう。 「北海道は涼しいのが本当なのに、暑い。」だと、何かくどい印象を与えます。 <AよいB>を使った手話例文は5本あります。 動画で確認してください。 そして、<AよいB>を使った手話例文を考えてみてください。 その表現が適切なものかどうかは、あなたの近くにいるろう者に聞いてみてください。 追記:動画中の手話例文はフィクションです😂