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緊急事態宣言やっちゅうのに、乳がんと言われましてん。018

うーーん。超メシマズ。

ネットスラング的な意味での「メシマズ」ではありません。本当に、リアルな意味でメシがマズイです。
味が全体的に薄く感じます。冷食とかインスタント食品などの適切に味付けがされているものでさえも、特に「うまみ」に関しては感じにくくなっているところがあって、そのメニューの風味が味わえなくなっております。それに、私が夕食を作ると旦那から「しょっぱい」と言われたり、農家をやっている旦那の弟さんが毎年送ってくるブランドスイカ(めちゃうまい)が、今年のは皮の近くの方の身を食べているような味に感じたり……今、コーヒーを飲みながら書いているんですけど、そのコーヒーが苦み以外ほとんど感じなくてこれまたマズイ。消去法で今一番うまいのはフルーツゼリーとヨーグルトだな。それくらいにマズイです。

このメシのマズさを自覚するようになったのはおとといの月曜日(14日)です。2回目の抗がん剤投与から5日が過ぎ、副作用対策の吐き気止めの効果も切れてくるころです。1回目の投与の後は、吐き気は点滴とその後に処方された吐き気止めのおかげで、あまり感じてはいませんでした。ところが、今回は吐き気止めの薬もなくなって、その効果も切れるであろう5日後の月曜日に、水を飲んでも胃が受け付けないような感覚を覚えたのです。胃自体が活動を停止しているような。そこで何となく思い付きで、胃酸を胃にぶち込むようなつもりで、水で少し薄めた酢を飲んでみることにしました。はたして、酢水は活動を抑制している胃に適切な刺激を与えてはくれ、体の中にきちんと入っていくような感覚に多少安堵したものの、口に入れた時感じたのに違和感を覚えました。私は酢の味があまり好きではないのですが、2倍くらいにしか薄めていないにも関わらず、今回口に含んだ酢水の味に不快さを感じなかったのです。でも、その時は吐き気も感じていたしそんなものかな、と思っていました。
その後、仕事に出かける旦那に「今夜はタンメンにするよ!」と予告したんです。朝起きた時、野菜味のすっきりした味わいのタンメンが何となく食べたかったので、晩御飯に作ろうかなと思い、材料も自分で買いに行って(感染対策はばっちりしながら)、旦那が帰ってきてからタンメンを作ったのですが、旦那ができたタンメンのスープを一口すすったところ……「からっ!!」(関西人は本当にしょっぱいと思った時は「からい」って言いますからね)私としてはこれでも薄味のつもりだったのですが……ただ、調味料はやたら使ったような気がする。○味シャンタンとかオイスターソースをたくさんぶち込んだ気がする。なぜだろう。

その時ようやく気付きました。

これ、味覚障害?

抗がん剤による味覚障害は、副作用として広く認知されています。しかし、もちろんですが、副作用の出方は人によって大きく差があり、味覚障害が出る人もいれば、出ない人もいます。
私の場合、1回目の投与後は、吐き気は吐き気止めで抑えられたので、目立つ副作用は便秘と足のむくみだけでした。しかし、2回目の投与を受けてなのか、それとも1回目に投与したものの作用が今になって出たのかはわかりませんが、今回は吐き気が少し強まったのと、味覚障害がプラスされました。私の場合DDなので、通常よりハイペースで抗がん剤を打っているのもあるのかもしれませんが……。

ご飯がおいしくないのはつらいですが、吐き気の方は今はなくなり、体調自体は落ち着いています。まあ、これまでよりは少食ではありますが。

髪はだいぶ抜け落ちて、丸坊主まであと少し!というところまで来ましたけど、残った毛が意外としぶとい……十でとうとうつるっぱげには、まだ少し時間がかかりそうです。いっそ早く抜けておくれ、その方が掃除が楽だから笑

コロナ禍の中、乳がんになって……一つひとつの命に優しい世界であってほしいと願います。貴重なサポートは、各種がん闘病に関わる団体や保護猫活動に充てさせていただきます。