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産後に聞きたくなかった言葉 〜ガルガル期は本当にあった〜

これから出会う産後のママ、将来ママになるかもしれない娘に対して、絶対に言わないようにしたい言葉たち。してはいけない行動も。
備忘録として。

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「早くもう1人産んじゃいなさい」

長い妊婦生活をどうにか乗り越えて、やっとの思いで出産しました。出産の痛みを薄れさせてくれるほど娘は可愛いですが、簡単に言わないでほしい。
それに、子育てするのはわたしたち夫婦です。
わたしたちで考えます。

「次は男の子(女の子)かな」

なぜ?
なぜ、ひとりずつ産まないといけない?
性別はどちらでもいいし、無事に産まれてきてくれることだけでも奇跡のようなことです。
聞き流せばいいのでしょうが、聞き流せませんでした。もう一度言いますね。無事に産まれてきてくれれば、性別なんてどちらでもいいのです。

「歳がいってからの子だから可愛いでしょう」

これ、本当に余計なお世話。
37歳で出産しましたが、もっと若い時に出産していても絶対に可愛いと思えたと断言できます。
若くして子どもを授かっても、嫌な言葉を言われることもあるのでしょう…。親の年齢うんぬんに関して何か言うのは余計なことだと、なぜわからないんだろう。

「なにで育ててるの?ミルク?母乳?」

えーっと…
聞いてどうするんですか?
「母乳です」と答えると「えらいですね」って、何がでしょう?母乳でもミルクでも、どちらでも赤ちゃん育ちますが、なにか?

「母乳、足りていないんじゃない」

ハイ、これも言われたくない。
特に初めての子育て、母乳育児を希望している場合には傷付きます。とても。
足りているかどうかを一番心配して、一番悩んでいるのは母親本人です。
何気なく言わないこと。
もしも何か相談したい時にはこちらからお話します。

「赤ちゃん、パパorママ似だね」

正直どっちでもいいです。
夫かわたしにソックリならまだいいけれど、うちの娘はまだどちらに似てるって感じでもないのに、どうしてどちら似かを決めたがるんだろう。
特に会うたびにその話題ばかりの身内の人々よ。
どっちに似てると思うかを尋ねるより、日々の娘のどんなところが可愛いかを尋ねてくれたら、いくらでも会話がはずみます。

「神経質すぎ」「気にしすぎ」「イライラしすぎ」

すみません。
でも、こちらは初めての育児。
特に最初の1ヶ月は、小さくて儚げなわが子を守ることに必死です。
慣れないことだらけで、毎日を無事に終えることだけで精一杯。24時間、緊張しています。
大げさに感じるかもしれませんが、わたしは夜になると赤ちゃんの寝顔を見ながら「今日も生きてた、きっと明日も大丈夫」って自分に言い聞かせていました。
ホルモンの影響もありますが、心が不安定です。
そして一生懸命なだけなのです。
どうか優しい言葉がけを。


…他にもあるけど、とりあえずこんな感じかな。
そして、してはいけない行動3選。

  • いきなり会いに行かない          (相手にも都合があります。要相談。)

  • 勝手に洋服やおもちゃを買わない      (好みがあります。こちらも要相談。)

  • ママの許可なしに赤ちゃんを抱かない   (当たり前です。)

当前のようだけれど、意外とあること。
特に親しい間柄では注意が必要。

もし、娘が子どもを授かって(子どもができる、子どもを作る、も個人的には表現が好きじゃないから気をつける…粘土をこねて作るんじゃないんだからさ、と思う………気にしすぎ?)、自分がおばあちゃんになったときには気をつけないといけない。
自分の子どもだけど、私のものでもなんでもない、尊重されるべき個人であり、ひとりの人間。親しき中にも礼儀あり。

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思っていたより色々たまっていたんだろうか。
ここまでバーっと書いてみたら、スッキリした気持ちになった。

出産前、産後のいろいろなことを調べているときに『ガルガル期』という言葉を知った。
産後にイライラしたり、ホルモンのバランスが崩れてメンタルが不安定になったり、赤ちゃんを守らなければという気持ちが強まって攻撃的になるらしかった。
「へぇ〜、そんなふうになることがあるのかぁ」
どこか他人事に感じていたし、自分はそんなふうにはならないでしょ、と思っていた。

しかし、見事にガルガルしたのです。

今思えば、ただただ娘を守ることに必死すぎて、余裕が全くありませんでした。
妊娠という長い期間のうちに、母親として必要なある程度の知識を得て、いろいろ準備をしていたつもりでいたけれど、実際に“母”になるのは出産をした瞬間。できている気がしていた“予習による経験値の貯蓄”はあるはずもなく、完全に0からのスタートでした。
産後から赤ちゃんとの生活に慣れるまでの間、心は目まぐるしく変化していきます。


いろいろあるけれど、モヤモヤした気持ちはここに置いて、また明日から愛しい娘との時間をたくさん楽しむぞー!!!

とりとめのない文章を最後まで読んでくださり、ありがとうございました!




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