涙を流すのはそんなに悪いこと?
男の子なんだから泣くんじゃない
このような言葉を言われたことがある人はどれくらいいるのだろう。
もしくは
大の大人が泣くんじゃない
こんなことを言われたことはあるだろうか?
私は新卒の就活の面談中に泣いてしまい、男が泣くなって言われた。
年齢を重ねる度に涙脆くなっていき、ふと涙を流していいのか考えてしまう。
日本の風習なのか時代なのか、涙は人前で流すものではないと何となく思ってしまう。何となく腫れ物のように扱ってしまう。
しかし、涙はそんなに悪いものなのか?
泣くなら思いっきり泣いたらいい
私はそう考える。
涙を流すほど心が動かされる経験は人生にどれだけあるだろうか。激しく心が揺らいだエピソードはずっと憶えている。大人になればなるほど受容力が高まり、感情の後始末が上手くなる。
そのうち、涙を流すことはなくなってきた。
では、涙を流す時はどんな時か。
大切な人にもう二度と会えなくなってしまう時
自分の無力感に苛まれてどうしようもない時
大好きな人との門出の時
どれも自分の人生に不可欠なものばかりだ。
涙は大切なものを教えてくれる。
だから、泣いてしまう時は思いっきり泣いていいと思う。
それが嬉しい時や悲しい時、悔しい時や幸せな時でも感情に身を委ねてしまおう。
涙の数だけ強くなれるのだから。
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