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書く練習シリーズ

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文章教室になかなか行けないので、課題の中から書けるものを選んで書いてます。
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2024年4月の記事一覧

大切ないちにち

2024年4月26日、わたしは50歳になった。 誕生日プレゼントに夫から仕事用のリュックをもらう…

はるまふじ
4か月前
13

動物のお医者さん

深刻な顔で、「相談があるんです」と彼女は言った。 同棲中の彼氏とのあいだに子どもでもでき…

はるまふじ
4か月前
9

母の温度

2022年大晦日。 わたしは母と向き合っていた。 もう、ピクリともしない。 ほんの1週間前まで…

はるまふじ
4か月前
28

流川楓と木暮公延

50回目の誕生日が間近に迫った土曜日、プレゼントは何がいいかと訊かれた。仕事でパソコンを持…

はるまふじ
4か月前
2

手紙は下準備から

文具店に行くと、つい便箋売り場に寄ってしまう。B5サイズの便箋に一筆箋。彩りが華やかでつい…

はるまふじ
4か月前
2

改訂版 「好きな言葉」

カーテンコール。 終演とともに、薄衣1枚だけ役をまとって出演者が板の上に再び出てくる。演…

はるまふじ
4か月前
7

備忘録 「好きな言葉」

「生きてゆかれてください」 変な日本語だ。使い方として正しいのだろうか? 正しいかどうかはともかく、私はあるミュージカル俳優が 好んでカーテンコールで使う、この言葉が好きだ。 カーテンコール。 演劇やミュージカルの舞台が終わった後、舞台に出演者が出てきて挨拶をする。 お辞儀だけの時もあれば、主演の俳優が何かを言う時もある。公演次第である。 私にとって、カーテンコールは至福のときだ。 演劇でもミュージカルでも、好きなお芝居を観るために、ウキウキしながら劇場へ行く。 本編が

桜を見上げる 記憶は巡る

満開の桜を見上げるたびに、思い出す。 臨月の身体を横たえて、そろそろ寝ようかとぼんやりし…

はるまふじ
4か月前
8

令和元年度の終わりは混乱とともに

元号が令和になって最初の年度末。品川で大学時代の友人と3人、食事をしていた。 仕事が終わ…

はるまふじ
4か月前
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感動したこと 日生劇場『カムフロムアウェイ』

身体が、浮き上がった。 ビバリー機長の歌う「Me and the Sky」が、空へといざなう。 ふわり…

はるまふじ
4か月前
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