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第20章:「ルイザ・ミラー」と「スティッフェリオ」 1849~1850年 35歳~37歳


目次
パリで純愛もの「ルイザ・ミラー」の作曲を始める。オーストリア軍政下の北イタリア。パリでコレラ大流行。中世都市パリ。ヴェルディはパリから脱出して、ブセットに帰郷。メインストリートのカヴァリ・パレスに住む。増える印税収入。ストレッポーニをブセットに招く。サンタガタ農園の増改築開始。ヴェルディは仕事一途で非社交的。ブセット市民の好奇心と拒絶的態度で二人は孤立。ナポリで契約金支払いの問題。「ルイザ・ミラー」のナポリ初演は成功。「ルイサ・ミラー」を分析。ヴェルディアン・オペラ中期の始まり。「イル・トラヴァトーレ」と「リア王」の構想。突然「スティッフェリオ」のオペラ化に挑む。トリエステでの初演は不成功。

【翻訳後記】
1960年代「スティッフェリオ」は新しく発見されたオペラとして話題に。1993年にはロンドンとニューヨークで新バージョンの公演に沸き立つ。主題に合った雰囲気が漂うロンドン公演の素晴らしさ。「ルイザ・ミラー」もなかなか好評。その中の2つの聴きどころ。

(順次掲載予定)
第21章「リゴレット」 (1850-1851:37歳)

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