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笑顔のあるバイト

とある小説で、探偵の職業についてこう表現していた。


探偵は隠れて、人の素性を探る仕事であるため仕事をしている時は自分が存在していないことになっている


探偵という職業に出会うことは今までの人生経験がないが。自分というものをなくして仕事をする。こんな人は意外と多くいると思う。

僕は大学生になってからアパレルの仕事をしているのだが、笑顔の無い接客はいけないとされていて、マニュアルにも記載されている。

ミーテイングなどで笑顔で接客をしなくてはいけません。それが会社のルールなんです。
と矯正されると笑顔は自由であるべきでは無いかと毎回思う。


僕がバイトをしているときは、より明るく振る舞ってお客様に満足してもらえるように笑顔も作るしテンションも普段より意識してあげているのだが、それは仕事の自分であって本来の自分では無い気がする。


無理に自分を作り上げていくことで、自分には存在していなかった仕事中の自分が出来上がってきている


探偵が銭湯を訪れるという描写があるのだが、それは自分を隠さずありのままで入れる瞬間で【探偵の仮面】を外したくなる時に訪れるそう。

仕事上、笑顔で接する仮面を被らないといけない。
でも何かを販売する店員として笑顔は必要だろう、もっと自然な笑顔を身につけたい

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