女性営業職が続けられるようにしてきたこと

女性営業職のリテンションに限らず、自分が入社してきた若手社員にしてきたこと。

シンプルに「寄り添い続けること」の”行動”を愚直にしてきたことになります。

きっかけは、10年前に、そのころ在籍していた若手社員Kさんに言われた一言です。そのころより以前から、若手の社員が短期間で辞めてゆかれる状況に心を痛めていること、どうしたらよいかわからないことを、正直にその時に在籍していた若手社員に伝えたところ、

「○○(はるきち)さん、それは思っているだけではダメですよ。そう思っているなら、正直にそれを直接本人に伝えて、声かけてくれなくっちゃ。そう声かけられた若手はぜったい、嬉しいはずですよ。」

衝撃でした。確かにそうだ。行動しなくては、実際にそう思ってるなら行動しなくては何も変わらない、伝わらない。そして、それは年の離れた、煙たがられているはずの存在から言われても、嫌ではないのだ、と。

(はるきち):「本当に声かけられても嫌がられない?嬉しいもの?」

疑い深く、もう一度確認しました。

Kさん:「喜ぶ程度は人によるとは思いますけど、嫌だと思う人はいないと思いますよ。」

と。ここから自分の中で完全にスイッチが入りました。

そこから、早速、本屋に行って、新卒新人の心得的な本を2~3冊x2セット購入して、その時に新卒で入社してきた2名の新人にまずはこれを受け取って欲しい!と無理やり有無も言わさず渡したのを覚えています。突然会うなり本を渡されて、その二人はビックリした様子でしたが、確かに受け取ってくれました。その二人とは今も年賀状のやり取りや、連絡とって食事行ったりできる間柄です。

そこから実践してきたのは、

・入社してきた新人の研修期間中に声かけて、その研修期間中、配属前の期間に食事会に誘って話をする
・女性営業職については、定期的に電話をして、今困っていること、興味を持っていることについてひたすら話を聞く
・新卒新人に関しては特に気にかけて、視野が狭くならないように、キャリアのロールモデルや、モチベUPになるような人と繋ぐような場を設ける

ということをしてきました。要は、その人に対して、気にかけている、ということを具体的に行動して、伝え続けた、とうことです。

そして、その時のスタンスはあくまで「傾聴」で、いわゆるコーチングのスタンスです。「絶対に否定しないこと」、「ありのままを受け入れる」、「答えを本人自身が見つけられるようにサポートする」ということで話をしていました。

その結果が、結局、全員退職はしてしまいましたが、先日、9月末まで在籍していて新卒で9年半在籍した女性営業職が「私は○○(はるきち)さんの(リテンションの)成功事例です」と言って頂いた形となり、一定の結実はしたと感じてます。

確かに全員退職してますが、繋がりを保てている人も多く、自分の人生に潤いを与えて頂いていることは間違いないですし、まだ結果を出すまでの通過点ではあるとは思いますが、進んでいることは間違いないと感じています。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。


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