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正月と鰤(ぶり)とうつ病患者。

明けましておめでとうございます。
本年も、どれだけ皆さんの
お役に立てるかわかりませんが、
メンタルケアに関する情報や
スピリチュアルな情報を
発信していきたいと思っていますので
よろしくお願い致します。


さて、年始早々こんな話題も何ですが…

うつ病患者にとって、
「最悪な事態」とは
どんな状態だと思いますか?

自殺すること?

いいえ。

実は、自殺したくなる精神状態の
更に下層に、
「自殺する気力も無くなる」
というゾーンが存在するのです。

何で正月からこんな話を書いているかと
いうとですね、
私、2015年の年末に、うつ病の薬を、
以前の薬から、今服用している
「サインバルタ」という薬に変更したんですよ。
(今飲んでいる薬については
下記の過去記事を参照↓)

投薬変更がどのように進行するかは
個人差があると思いますが、
私の場合、次の薬が効いてくるまでに
タイムラグがあるんですね。
で、効いてくるまでに、前の薬の効果が
切れてしまうんです。そうすると、
どちらの薬の効果も見込まれない
「谷」の期間が出てくる訳です。

それが、2016年の元旦当日
当たってしまったんですよ(涙)

前日(大晦日)は何とか動けたので、
正月料理(お惣菜)の買い出しは
できたのですが…

元旦、どんな状態だったかというとですね、

体が動かない。

てゆーか、
「体を動かす」という命令が
脳から出ない。


丸太になったかのように
ベットの上でひたすら横になるしかない。

かろうじてトイレは自力で行けました。
(行けない状態が何日も続くようだったら
それこそ入院という事態になるかと
思われます。)

もちろん、食事する気力は無し。

とにかく「気分が落ち込む」とか
そういう次元じゃないんですよ。

そんな感じで一日過ごしました。

翌日からは起き上がることができたと
記憶しています。

ただ、正月料理が食べられなかったのが
心残りで、特に、何故だか
鰤(ぶり)の照り焼きだか照り煮だか
食べられなかったのが非常に悔しくて。

それ以来、毎年、元旦には
鰤を食べることにしているんです。

「ああ、今年の元旦は
起き上がって正月料理が食べられる」


そのことに感謝しながら
いただくことにしてます。

「体が動く」

「体を動かそうという命令が
脳からちゃんと出る」


これは、当たり前のことではないのですよ。

それだけで、十分恵まれている。

ですから、
自殺念慮のある方、どうか、
そのエネルギーを、自分を滅するためではなく、
自分を生かす方に、助けを求める方に、
ぜひ使って下さい。

「死にたくても体が動かない」

そんな層に至る前に。


こんなことを書いてますが、
私自身は現在はちゃんと服薬してる限り
体は動きますし、
幸い薬の副作用も少ないですし、
(太るのは困るけど・苦笑)
主治医にも恵まれてますし、
障害者枠だけど就職してますし、
それなりに充実して毎日を送ってますので
ご心配にはおよびません。

今年の皆様の健康とご多幸をお祈りしています。

では、週末から通常更新を
再開しようと思ってます。
吉方位旅行の話の続きです。
よろしくお願い致します。

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