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2021.12.2 劇場

会場入り、そして、場当たりを終えました。
バッタバタですが、なんとか、明日のゲネに間に合いそうです。

ここまで、これだけのものを具現化しようとしているのは、
ひとえに、皆さんのお力添えあってのものです。
キャスト、スタッフ、関係各所、応援してくれる全ての方々。
本当にありがとうございます。

やはり改めて、劇場とはなんて特殊な場所なんだろうと、
思いしらされております。

取捨選択、質量との戦い、エゴ、視線の絡み合い。
崖ギリギリまでみんなで突っ込んでいく作業。

あと、何ができるだろう。
演劇を誰かに届けるにあたって。
もっと、何かできるだろう。
繊維が切れる直前まで、手を伸ばして。

KAMOMEが終わるということ。

つまり、このnoteで振り返るのも、
もう数回かもしれない。

時間は、直線でも円環でもなく、年輪のように進む。
劇場の中で、時間は伸び縮みする。
イメージの相対性理論。

KAMOMEを作ってきたこの期間がフィクションだったことになる前に、
今、のうちに、
今、できることをやらなくては。

劇場にはいろんな人がくるから、
この対話の連続は、
一つの、すっきりした何かにたどり着かないかもしれないけど、
それでも、この痕跡、記憶はずっと、
俺のイメージの中でリアルであり続ける。

永遠の対話の、一言目を。
俺の口から。

ぜひ、劇場で聞いてほしい。

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エリア51による2020〜2021年演劇企画「KAMOME」。企画・演出の神保による旅の日記(不定期)。チェーホフの名作「かもめ」にのせて…

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