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持続可能性を再定義する食品アプリ: ビジネスと環境への影響②


食品ロスを削減した事例

-スーパー

イギリスの大手スーパーである「Morrisons」は食品ロス削減アプリである「Too Good to go」と連携して廃棄寸前の10万食を販売して、100tの食品廃棄を削減できました。

Too Good to goはMagic Bagsと呼ばれる何が入ってる分からないバックで販売されており、Morrisonsでは3.09ポンド(約500円)で10ポンド(1700円)相当のあらゆる食材が入っております。

顧客にとっても、お店側にとっても両方がwin-winであり、Too Good to goではこのような事例が数多く存在します。

-個人

マンチェスター大学に通う学生がフードシェアリングサービスである「OLIO」を使って1ヶ月の食費を5ポンド(約830円)まで下げることができた。

食事に関しては、ほとんどはOLIOで調達してOLIOで販売されていないケチャップ、卵、ヨーグルトだけは自分で買うとのこと。

今の物価が上がっている日本にとっては非常にありがたいサービスで、1ヶ月の食費をここまで抑えることができれば主婦は大喜びするのではないだろか。

私がもう一つ感じたことが、OLIOを使うことで食品廃棄に関心を持っている人の出会いやコミュニティとの出会いがあり仲間ができるということです。

非常に素晴らしいサービスだと思います。


Too Good to goに学ぶマーケティング戦略

Too Good to goは「エコ」をはるかに超えた3つのオプションを大事にしています。

・費用対効果が高い

・楽しい

・人々が選んだことを本当に誇りに思っている

Too Good to goのユーザーが使い続ける理由は3つのオプションとなります。

• 食品廃棄物を減らしたいという願望

• お金を節約する

• そして、驚くべき経験をする

ユーザーはToo Good to goの利用して「食品廃棄削減」に加えて驚きを大切にしており楽しみながら食品廃棄をおこなっていると思います。

だからこそ、Too Good to goは「Magic Bags」という何が入っているか分からなくしてユーザーが驚きや楽しさを与えるようにしているのではと思います。

Magic Bagsは6ドル(約680円)以下で18ドル (約2000)もの食材が入っておりそれがユーザーにとっての驚きと楽しみではないかと思います。

この点に関しては、ユーザーの声を聞き何を求めているのかが重要でありここが合致しているからこそToo Good to goが世界中で受け入れられているのではないかと思います。

この点で私が感じたのが、海外はMagic Bagsという手法をとることができるかということです。

Magic Bagsという手法は飲食店側からすると、捨てるものをお金になったというメリットがあるかと思います。

しかし、日本ではToo Good to goのような販売形式をとっておらず一つの商品に対して何割引きか販売する手法をとっておりました。

日本としては飲食店側の従業員の方が一生懸命作ったのでその部分を尊重しているため、Too Good to goの方式は取っていないのではないかと思います。

この点で考えると、ユーザーの体験から考えると日本の食品ロス削減アプリは驚きや楽しさがToo Good to goと比べると少なく思います。

私的にも、食品廃棄削減を超えたユーザーにとって驚きや楽しさが大切ではないかと思います。

驚きや楽しさがあるから、ユーザー自身が自分の周りに伝えたり、InstagramやTikTokで自分でMagic Bagsの中身の動画にして投稿しておりユーザー自身がマーケティングをしてくれております。

日本としても、ユーザーのからの意見をしっかりと聞いて食品廃棄削減を超えた驚きや楽しさをカスタマーに提供できれば更に伸びていくのではないでしょうか。


最後に

今回は食品廃棄が起こると、環境にどのような影響が出るのかを更に深掘りして書いて、それに対する国の取り組み、Too Good to goについても書きました。

食品廃棄は25億tも世界中に存在しており、気候変動や環境問題を引き起こしており早急に解決しなければいけない問題です。

国としても、食品廃棄を削減すべくあらゆる取り組みをしていますが私達一人が食品廃棄をできる限り減らせるように取り組んでいくことも重要です。

日本としても、食品ロス削減アプリはありユーザー数や導入店舗は徐々に増えていますが海外と比べると規模は小さいです。

なので、海外で成功してるToo Good to goから学べることは多くあるのではないかと思います。

私としても、Too Good to goの取り組みなどは引き続き調べようと思います


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