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ペンギンはいますか?

 こんにちは、たまもです。
 今回は南極料理人を観ました。デイケアに行く日より行かない日の方が多いので自然と映画を観る日が増えました。積んでいた映画を消費できるのは嬉しいような、デイケアに参加出来ないのは悲しいような。

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 舞台は1997年の南極ドームふじ基地。堺雅人演じる西村の仕事は海上保安庁から派遣された料理人。限られた物資の中で他の隊員達に料理を振る舞います。毎日毎日銀世界の代わり映えのしない世界で隊員達の助けになるのは温かくて美味しいご飯です。
 そんな生活が何と約1.5年も続きます。今の南極は衛星からの電波を受信する事で低速ながらもメールやデータ等の送受信が可能になりましたが、当時はもちろんそのような物はなく、磁場に大幅に影響を受ける衛星電波でしかやりとりが出来ませんでした。そのため家族とのやりとりも制限されてしまうのです。電話は1分740円もします。
 驚いたのは冷凍庫がないこと。まあ考えてみれば当然の事で、冬の平均気温が-20℃の南極では電気が無駄になるだけですしね。舞台のドームふじ基地に至っては平均気温-50℃です。他には乾燥食品や缶詰が運ばれています。生鮮食品は西村が個人的に育てたスプラウトやもやしだけ。
 食事以外にも毎日の日課があります。それは造水です。雪をかき集めて溶かして水を作るのです。これがなければ飲料水も生活用水もない、つまり死が待っています。その為隊員総掛かりで雪をかき集めなければならないのです。
 EDテーマはユニコーン。野球で言えばチェンジアップ。ロックだけど外に一球分外したような柔らかい歌が映画にピッタリハマります。
 南極観測隊という非日常が描かれるこの映画、皆さんも是非ご覧になって下さい。

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