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今日のデイケア~命を懸けてかかってこい!~

 こんにちは、たまもです。
 今回は「波乱と海原」というトリックテイキングゲーム(以下トリテ)を遊びました。トリテは大概トリックを獲得する事が重要ですが、このトリテはトリックを取らないことが勝つ為に必要となります。
 トリテを知らない方のためにザックリトランプで解説すると、まず、カードのスート(ハート、スペードなど)とカードの強さ(A、K、Q、~2の順に強いとか弱いとか)が存在します。
 親と呼ばれるスタートプレイヤー(以下親)が任意のカードをプレイ(場に出すこと)します。左隣のプレイヤーは同じスートのカードを出します(フォロー)。もし同じスートのカードがない場合は任意のカードをプレイします。
 これを繰り返して全てのプレイヤーがカードを出したらプレイされたカードを確認します。まず親が出したスートであるかどうかを確認し、違うスートを出したプレイヤーは脱落します。次にカードの強弱を確認します。1番強いカードを出したプレイヤーは場に出された全てのカードを裏向きに伏せて獲得し、ポイントを得ます。
 これを繰り返し、全ての手札を使ったら(ゲームによっては指定プレイ数を終えたら)得点を集計し、規定ラウンドを終えたら合計得点を競います。
 乱暴に言えば親と同じスート、強いカードを出し続けたプレイヤーが強い! ということです。
 ところがこの「波乱と海原」、トリックを取ってはいけないのです。つまり負け続けなければ勝てないという一風変わったトリテなのです。
 じゃあ強いカードを配られたら運で負けちゃうじゃないか! と思われることかと思います。そこでそうならないためのルールが存在します。
 このゲームは親のカード以外にも、自分のターン以前に出されたスートのカードをフォローできます。そして、1番多く出されたスートの中で強弱を判断します。トランプで例えると、親からスペードのA、クラブの10、クラブの4、ダイヤのKとプレイされた場合、まず最もプレイされたクラブが残ります。その後、カードの強弱を判定するのでクラブの10を出したプレイヤーがトリックの勝者となり、1失点します。
 基本的なトリテをプレイしていないプレイヤーには少し難しいルールかとは思いますが、1度トリテで遊べるようになると様々なゲームに応用できるので食わず嫌いせずに何かしらのトリテを遊んで貰いたいなと思います。
 Windowsのパソコンを持っている方は「ハーツ」というゲームがプリセットされているかと思いますのでそこから始めるのも良いかと思います。
 変わったトリテで遊びたい! という方には本作をオススメします。ちなみにはるかぜでは他にも色々トリテがありますよ! だなんて宣伝してみたり。ではまた!

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