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最後の強敵 #センセイを捨ててみる。

教師になるために大学へ進学し、マサチューセッツ州アマーストの中学校で教鞭をとった。彼自身は昔から学校が好きだったので、教壇に立つようになるとまったく思いもよらない事実を知ることになった。

「ひどいものでした。子どもたちは授業なんて受けたくないんです。誰も興味もない米国の歴史を何とか教えようとしました。『第8学年で歴史を学ばなかったら、何ひとつできるようにならないぞ』と𠮟りつけてね。そう言いながら自分でもバカみたいだと思っていました。帽子をきちんとかぶれだの、遅刻するなだの、トイレに行くときは許可証をもらえだの叱るんです。

そういうことにうるさくしないと、学校側が口を出してくるので、そんな毎日はごめんでした。そういうことを真剣に子どもたちに言って、どうでもいいことで大騒ぎするのは嫌だったんです。

ケン・ロビンソン+ルー・アロニカ著 岩木貴子訳
「CREATIVE SCHOOLS 創造性が育つ世界最先端の教育」 
 

学校教育において「対立の構造」はいくつも存在する。

教師対生徒
教師対管理職
教師対保護者

見てわかるように、「教師」は常に誰かと敵対関係にある。

私は、学校教育にとって最も大切なのは、「教師と生徒の信頼関係」だと思っている。

しかし、それを現実化するのは容易なことではない。

教師は常に、「何か」と戦っているからだ。

私には、「帽子のかぶり方」や「遅刻の指摘」や「トイレの許可証」という発想がない。

しかし、それらをひとつひとつ採りあげる大人は少なくない。

私は「大人」と戦い、
時として不本意にも生徒に”それ”を強いることがある。
場合によっては保護者に対して、言われた方が理解に苦しむような説明を強いられることがある。

かくして教師は、
同僚と、管理職と、保護者と、
そして、これは不本意極まりないことだが、
生徒と戦うことになる。

でも、これで終わりじゃない。

最後の強敵。
それは「自分の信念」との戦い。

こいつに負けた時のダメージは、
計り知れない。


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思いつきと勢いだけで書いている私ですが、 あなたが読んでくれて、とっても嬉しいです!