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【レースレポ】トレイルランナーの富士ヒルチャレンジ🔥

高い目標をかかげることで得られるものってたくさんあるよね。
ってことで富士ヒル、走ってきました。
記録:1時間40分34秒
目標だったブロンズには10分も及ばす。
たぶん今年はブロンズをねらうだけの実力も足りてなかったので
少なくとも100分では走りたいと思っていたけど34秒オーバー。
結果はふがいなかったけど得たものはたくさんありました。
自転車のレースってこんな感じなんだ~というのも体感!

大会の様子や参加するまでの過程など、トレイルランナー目線で記録してみます。


きっかけ

トライアスロンやりたい、そう思ったときに一番のネックだったバイク。
せっかくやるなら目標を持って取り組みたい!
そう思ったときにふと思い浮かんだのが「富士ヒル」でした。
※トライアスロンがんばりたい話はこちら

なんで??
・単純にのぼり好き
 のぼりは努力、くだりはセンスだと思っている(トレランにおいて)
 自転車でも同じでは?という短絡的な考え。
・スピードそこまで出ないので安全
 高校生のとき交通事故にあったり落車したりしてるので
 スピード出すのは怖くて苦手。
・初心者でもチャレンジしやすい
 チームストラバのメンバーが昨年走っていたこともあり
 レース初心者の私でもハードルが低いのでは?と思った。
というまあまあ衝動的な感じで。。

練習方法

正直、あんまり練習できなかった、、
週2回のローラー(Zwift Workout)と月1~2回の実走。
ローラーはL2~4域を中心としたものでFTP向上をねらって2か月で15w/kgくらいは上げることができた。
実走が少なすぎたので一定パワーで踏むことがうまくできず
本番はL2の有酸素運動で終わってしまったのだけど…
5月本命、彩の国に注力していたので両立の難易度が高くて(当たり前)
もっと前から準備しないとダメでした。
外で乗る(峠を)練習量が圧倒的に不足してたな。

ただ、ペダリングを習得する過程で
腹圧がしっかり入るようになったり股関節の可動性がよくなったりで
ランニングのパフォーマンスアップに相乗効果があったのは事実。
これからもうまく組み合わせてやっていきたい。

前日

受付は前日受付のみなので輪行+レンタカーで会場へ。
本当は御殿場までの特急ふじさんを予約していたけど
台風の影響で御殿場線が運休のため急遽小田原からレンタカー。
三島まで新幹線→レンタカーが一番楽かも。

とりあえず2台詰め込む。これが正解とは思ってないが…雑。

宿が圧倒的に取れないのでエントリーしたら同時に探すか
ヤマはって事前に予約しておく必要あり。
今回は乗り遅れて御殿場のホテルの予定だったけど
運よく直前で山中湖の民宿の空きを見つけてラッキーでした。

受付は富士山パーキングからシャトルバスで。
1万人ってちょっと大きなフルマラソン規模だけど
さすが19回も開催しているだけあって
バス待ちが結構いたけどバスの台数は多くてスムーズでした。
UTMFのゴール会場と同じなので不思議な感覚。
Expoはブースがにぎやかで華やかで、、
Cycologyでめちゃんこかわいいウェアにひとめぼれして購入。

当日

起床5時。出発6時。
第5ウェーブだったので出走は7時40分~8時10分。
会場までは15分くらいだったので比較的ゆっくりでした。

準備はこれだけ。抜けもれないか不安。

FUJIで相方のゴールを待った富士山パーキングで自転車を組み立てて
トイレを済ませてから会場まで約3㎞自走。
トレイルランナーの聖地(と勝手に思っている)にあれだけの高級ロードバイクが並んでいるのは圧巻でした。

富士山は何回見てもいいな~

台風一過の快晴!雪の解け始めた富士山がかっこよい!!

スタート

富士ヒルはよーいドン!ではなく
ウェーブ内なら好きなタイミングで出走していいシステム。
第7ウェーブの相方と山頂での合流タイミングをできるだけ合わせるため
8時頃にスタートしました。
計測地点はスタートから少し先なのでみなさんバラバラと出ていく。
ちょうどブロンズペーサーの巨大トレインの後ろに出てしまったようで
計測地点までかなり渋滞してました。

こんなにたくさんの人と乗るの慣れてなくてすでに焦る。

人が多いと接触が怖いので(運転そんなうまくないし)
次はもう少し後ろのウェーブにするかな。

作戦

試走もしてないしコースもあんまりわかってないので
作戦は…とにかく山頂までがんばって回す、、、以上!
って1つ前の彩の国のレポートをよく読めと自分に言いたい。
なぜなんのプランもなしに、コースも理解せずに突入したのか…
すべての敗因はそこにあり。

レース中

24㎞ D+1200mの中でもチェックポイントは複数あり
それぞれまでどのくらいで行けばゴールはどのくらいになるのか
先人の知恵はネット上にたくさんあったのでもっと頭に入れておけばよかった。
どのあたりが頑張りどころなのかもよくわからずとにかく頑張って回す。
トレランと違って同じような勾配のロードがただひたすらに続いているのみ。
なので、途中がどうとかはあんまり覚えていない(苦笑
彩の国が終わったあとなので5%って平地に見えてしまって
でもスピードは全然でていなくて
その辺の感覚を合わせるのも苦労した。やはり圧倒的に練習不足。

1合目も5合目もいっぱいあった気がする…

12㎞、半分を過ぎたあたりで気づいた。
あと半分、ってことはこれは意外と短時間勝負なのでは‥?
ちょっと前まで24時間動き続ける練習をしていたので
気づいたところで90分そこらで全力出し切るというのはかなり難易度が高かった。笑
しかもあまり実走の練習していないので
どのくらい頑張って踏んだらバテるのか、脚が終わるのかまったくわからない。
・・・ということであれこれ考えるのをやめて
ケイデンスが80を切らないようにだけ注意して進んだ。
前のウェーブの人たちを少しずつ抜きつつ
でも後ろからくるちょっぱやトレインの皆さんの邪魔にならないように走るのがちょっと難しかった。

たぶん最後のトンネル抜けたあと。ギアがアウターローに入ってしまって焦っている。

最後の平坦なところはスピード上げるんだよって
どこかで見た記憶があったので22㎞~23㎞(?)の平坦はがんばった!
惰性で回さず30㎞/hまで上げられたのでまあよし。
で、なぜかそこでギアをアウターに入れたので
ラスト300mの7%がびっくりするほど踏めなくて垂れた。。あぁ。

なぜか笑っている…

まあこれも経験。
垂れたということは、全力は出し切れたということなので(たぶん)
試走なしの初チャレンジにしてはがんばれたのではないかな?

フィニッシュ直後はこういう顔になった。

タイムは…
計測地点が何分だったかうろ覚えだったので
100分切れたか切れなかったか微妙だ…と思っていたら
案の定、微妙に切れておらず。
そのあたりからしても準備不足がいなめない。。
女子でブロンズ狙うとなると、
もっと真剣に綿密に練習と準備が必要だ。

振り返り

圧倒的に練習不足だった…という一言に尽きるのだけど
(大会つめこみすぎた)
まじめに振り返りをすると
自分の弱点が浮き彫りになったチャレンジでした。

弱点は「短時間×高出力」
ウルトラトレイルを得意としているので低強度であれば何十時間も動き続けられるのだけど
同じのぼりでもヒルクライムは短時間決戦(自分比)。
ハーフマラソンに近い感覚でした。
なのでもっと出力の上限を上げることと高出力で粘る力が必要で。
ランニングでもそこは課題に感じていたところなので
そこに注力してトレーニングしなさい、ということなんだなぁ。
ランニングだけでやろうとすると
接地衝撃も高くなり故障のリスクも上がるので
バイクでこの領域に刺激を入れるのは効果的な気がします。
今後は最大出力パワーを上げることと
FTP値(PWR)を向上させるワークアウトで底上げをしていきたい。

あとはネット上で探してきたブロンズの1kmごとのタイム目安と自分のタイムとの差×1kmごとの平均斜度を重ねてみたら、斜度が緩い部分のが差が大きかった。
これは平地で一定パワーで踏むのできてないな〜ってのがそのまま出てる気がする。
ローラー練もERGモードばっかり使ってないで自力でパワー保つ練習を入れてみようかな。
いずれにしても出力をロスなく機材に伝達するという意味でペダリングはまだまだ要改善だし
それが改善されたらランニングフォームもまた変わりそう。
と、言わずもがなもっと峠に行って実践でのあれこれを習得すること。
伸びしろたくさんで楽しみだ!

今後ヒルクライムに特化することはないけれども
今回の記録はなんとも中途半端でふがいないので…
気づいた課題を克服しつつ
来年こそはブロンズ取れるようにがんばります!

Stravaの記事にも取り上げてもらいました。
よかったらこちらもぜひ。

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