見出し画像

【山旅レポ】塩見岳・悪沢岳(南アルプス2days)②

やまざる家恒例、夏の大冒険。
南アルプス百名山の忘れ物を取りに行く、の巻!
2日目のレポートです。

プラン(再掲)

(1日目)
鳥倉林道ゲート→三伏峠→塩見岳→三伏峠→高山裏避難小屋
距離:30㎞
獲得標高:2900m
(2日目)
高山裏避難小屋→悪沢岳→高山裏避難小屋→三伏峠→鳥倉登山口
距離:25㎞
獲得標高:1900m
合計行動時間:19時間45分

悪沢岳は高山裏避難小屋にテントと寝具をデポしてピストン。
戻りが遅くなるようなら2泊目の料金がかかるかも?(小屋でご確認ください)ちなみに、三伏峠小屋は10時までに撤収しないと2泊目の料金がかかるようでした。

これぞ南アルプスの天然水!

高山裏避難小屋から30分ほど悪沢岳方面に進むと水場あり。
地図には「細い」と書いてますが、2本あってわりとしっかり出てました。
この先は荒川小屋までないのでここで補給はマストです。

2日目

高山裏避難小屋⇔悪沢岳

コースタイムだと約10時間。帰りのバスは14時25分の一択なのでそこまでに鳥倉登山口に戻るのがマスト。
余裕をもって3時にスタート!がんばるぞ~

小屋からしばらくはトラバースが続きますが、中岳まで最後はカールの中を一気のぼり!行きは暗かったのでよくわからなかったけど、明るくなってから見たら圧巻でした。

カールでっかい!!

前岳あたりはかなり崩壊が進んでおり、踏み外したらアウト~…な状況。
端に寄りすぎないように、慎重に行きたいところ。
あんまり近づくと吸い込まれそうだし。
行きは暗かったのでなんとも思わなかったけど、帰りはちょっと怖かった。

1000mくらいは余裕で崩れている、、

悪沢岳へは一度コルにおりてから(また丁寧に100mほどおりる)
標高差200mガレた岩場を一気のぼり!

正面が悪沢岳。でかくないか…
コルからみた悪沢岳へののぼり。けっこう急。

ペンキのマーキングありますが、薄いのでルート間違えないように。
ごりごりのぼったので山頂には5時半すぎに到着。ちょうど悪沢岳でご来光を見ることができました。

中岳付近で朝が近づく
快晴!いうことなし!!

2日目のベストショットは荒川中岳からの景色。
前岳と赤石岳、うしろを振り返れば悪沢岳。
3000m峰が4座も終結していて、ずっと見ていられるダイナミックさ。
うっすらと富士山も見えました。

左が赤石岳、右が荒川前岳。

高山裏避難小屋→鳥倉登山口

1日目に通った道を戻るだけなのでルートの状況などは1日目のレポをご参照ください。
三伏峠から鳥倉登山口は1時間15分くらいだったかな?
相方の体力が終了してしまったので焦ったけど、14時前にバス停に到着。
無事にすべての行程を終えました。

2日とも苦しめられた小河内岳。笑

2日目は25㎞ D+1900m。
やっぱりヤマレコより1割長くなる説は濃厚。

左から悪沢岳、中岳、前岳、手前に見えている山をなぞって小河内岳、なう。

1日目はガスってたけど小河内岳から見る悪沢岳方面もよかった!
数時間前にあそこにいたと思うと
人間の1歩は小さいけど積み重ねたら大きいよねって思った。

装備について

今回は1泊2日だったのと真夏なのでベースウェイトは軽めです。
テントと火器はいつも通り共同装備。
あんまり軽量化とか考えずに2日目のウェア上下や帰りの着替えもろもろでだいたい4㎏でした!
ザックはパッキングが雑でもよくて、背負い心地もよいラッシュ30を選択。

だいたいいつものセット。これに季節に応じて防寒対策を足したりなど。
やたら目立ってるのと2つの山ピストンしてたからいろんな人に声かけてもらった。

食料もあんまり軽量化とか考えずに好きなものを。
パックウェイトは計算しなかったけど水などすべて合わせて7㎏くらい?
あまり参考にならないと思いますが食料はこんな感じでした。
(夕食)カレーメシ、カップヌードル
(朝ごはん)蒸しパン1つ
(行動食:1日目)ロールパン4つ、グミ1袋、菓子パン1つ
(行動食:2日目)乾燥八つ橋、ういろう1つ、ようかん1つ
書いてみて改めて食べなすぎなので本当に参考にしないでください…

シューズはAGILITY PEAK 5。
レインと色合わせたみたいになっててめちゃんこ派手だったけど。笑
ソールの剛性とアッパーの柔らかさのバランスが絶妙でとてもよかった!

まとめ

毎年恒例の夏休みの大冒険。
いつもどこかで雨に降られるのも恒例だったけど、今年は奇跡的に2日間とも快晴。どこまでも続く山をひたすら眺めながら歩く時間はとっても贅沢でした!

仙塩尾根やっぱりいいなぁ…

これで南アルプスの百名山もすべて登頂。
百名山も78座まできました!
アルプスの主要ルートはだいたい歩いたけど、次はまだつなげられていない仙塩尾根を歩いてみたいな~

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?