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をかしとあはれの和歌草子

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『古今和歌集』から『新古今和歌集』までの八代集より、季節の和歌を選び出して綴るエッセイ。
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記事一覧

をかしとあはれの和歌草子#5「引きこもる紫式部」

いやいやでも時間は流れる 2023年の今年も半分が過ぎようとしている。早すぎると思うくら…

をかしとあはれの和歌草子#4「紫式部の初出勤」

春、新しく始まる 卯月の四月。新年度がスタートした。入社や入学などそれぞれの日常があたら…

をかしとあはれの和歌草子#3「桃と桜と紫式部」

春、麗しく動きだす 木蓮や水仙、チューリップに菜の花。フリージア、パンジー、そして桃の花…

をかしとあはれの和歌草子「天照る月と京の街」

 5月は木々の葉がいっせいに息吹きだす。 ついこの間まで色豊かな花を咲かせていた木々は、す…

をかしとあはれの和歌草子「#1 いちばん好きな和歌」

 五月になった。早くも立夏が過ぎ、初夏を迎える。 心地よい季節は短いけれど、青いもみじは…