息子しゃおりゅーの言語事情

今回は現在8ヶ月の息子しゃおりゅーの言語事情について。

彼は今、日本語、中国語、ベビーサインに触れながら成長している。

日本語はもちろん彼が最も多く聞いて、将来的に彼の母語となり得る言語だ。我が家は私は日本語母語話者、夫は中国語母語話者だが日本語もネイティブレベルなので、息子への語りかけは基本日本語である。語りかけ育児、といったことは特に意識はしていないが、私は子供が出来る前からぬいぐるみや道端の猫に話しかけてしまうタイプだったので自然に息子に話しかける量は多くなっている気がする。最近「◯◯をしてはダメ」と言うとやらないことが多くなってきたので、少しずつ聞いて理解してきているのかもしれない。彼自身も「だだだー!あば!びゃー!!」などと自分では話している気満々だ。コロナ禍で外部の人と触れる機会は少ないが、そのうちおうちの外でも同じ言語が使われていることに気づくだろう。

中国語は、おばあちゃん(夫の母)とお話しする言語である。おばあちゃんは在日30年のハルビン人、怒涛のスピードで中国語を話す(日本語だとその半分以下のスピードになっている)。県を跨ぐ移動ではないのでコロナに負けず週に1回孫の顔を見にやってくる。大量の食材を携えて。そして孫と遊び、料理を作り、洗濯をし、孫に歌を歌い、私と夫に仕事とマンションの上階の騒音の愚痴を話し、孫を寝かしつけ、洗い物をし、嵐のように去っていく。おばあちゃんが現れると、我が家の使用言語は中国語(東北弁!)に切り替わり、必然的に息子への語りかけも中国語になる。新生児の頃からこのルーティーンでやっているので、彼は特に違和感を感じる素振りも見せず、ニコニコして聞いている(登場していなかった夫の父はとても静かなハルビン人で、我が家に遊びに来てもほとんど声を聞かない)。

そしてベビーサイン。これは、赤ちゃんに手話を教えることでコミュニケーションを取るという育児法であるが、大人が使う手話とも異なっているので、これはこれで1つの言語であると私は考えている。現在習い始めて2ヶ月、ご飯を食べたり遊んだり出かけたりする時、言うなれば生活のほぼ全てにサインを取り入れている。息子はたまにサインらしきもの(普段とは少し違う手の叩き方とか)を見せるが、ちゃんとコミュニケーションが取れるようになるのはあとまだ数ヶ月かかるらしい。ベビーサインはとても便利なものだが、親の忍耐は必要なようだ。

ちなみに英語教育は現在のところ何もやっていない。よくディズニー英語CDの広告が来るが、スルーを決め込んでいる。

こうやって改めて書き出してみると、息子は赤ちゃんなりにいろんな言語に接し、吸収していっているのが分かる。これからさらに、彼の言語発達はどういう経過を辿るのだろうか!?

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