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リケジョのマタニティライフ

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ワークダイバーシティ担当執行役員に就任して3か月、自身の妊娠が発覚。 Acroquest Technologyで初の女性社員が妊娠・出産を体験した。 執行役員として、妊婦当事者と… もっと読む
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記事一覧

座っているだけで動悸・息切れ、とにかく苦しい【体調変化/妊娠後期】

妊娠後期とは、妊娠28週~出産までの期間を言います。お腹も大きくなってきて、胎動も力強く感じる時期です。 それぞれの時期で体験して初めてわかる驚きの実感があるのですが、妊娠後期が一番、事前に持っていたイメージと食い違っていて驚きが多かった時期でした。 何が起こっているかを理解していれば耐えられるリケジョとしては、自分の身体がどうなっているかを調べては驚く、の繰り返しでした。 1.妊娠前に持っていたイメージ妊娠するまで、妊婦の大変さのイメージは、  ・つわり  ・お腹

自宅絶対安静中の生活【コラム】

以下のエントリーにまとめた通り、妊娠中期のうち約2か月間、切迫流産・切迫早産で自宅絶対安静になっていました。 その間の生活は、夫や実家に頼りっぱなしになりました。その生活ややってよかった工夫について書いてみようと思います。同じ経験をする人や身近な人が同じ状態になった時の参考になればいいな。 1.家事・私の世話は夫に集中冒頭にリンクしたエントリーに詳細がありますが、自宅絶対安静の期間、私は「食事・トイレ以外はベッドの上で横になっている」状態でした。もちろん、外出禁止・家事禁

自分の中の”モウレツ社員”と向き合うことが最初の課題だった【コラム】

1.想像以上に成果が出せなかった妊娠初期以前、「睡眠時間が3倍必要になった妊娠初期【体調変化/妊娠初期】」というエントリーでも書いたが、妊娠初期から眠りつわりやマイナートラブルがあり仕事の定時時間内と食事の時間以外はすべて眠っている、という状態でした。 そのため、同エントリーに書いたように仕事への影響も少なからずあり、感覚的には仕事効率は妊娠前の1/4以下に落ちた印象でした。 2.何が辛かったのか?妊娠したからといって、仕事をセーブしたくない(立ち仕事を他の仕事に変えるなど

不器用系理系社員がくれた濃やかな気遣い【会社制度/文化】

重めの内容の記事投稿も続いたので、今度は少し、コラム的な内容を。 妊娠期間に仕事を続けるにあたって、上司・同僚の多大なる協力が必要不可欠でした。 体調・妊娠経過的には問題ありでしたが、精神的に非常に落ち着いて過ごせたのは、周りの人達の理解と思いやりがあったからだと思います。 今回はそんな、嬉しかったことを書いておこうと思います。 1.女性副社長が全力で守ってくれた妊娠を一番最初に報告した相手が女性副社長タマさん(ニックネーム)でした。それまでもキャリア形成についてや諸々の教

無事にうまれてくるのが当たり前、ではない【妊娠トラブル/切迫流産・切迫早産】

1.安定期のある日、突然働けなくなった妊娠16週~28週は妊娠安定期と呼ばれ、母体と赤ちゃんをつなぐ胎盤がしっかりと確立される時期。 妊娠前に持っていたイメージでは、安定期といえば流産の可能性も低くなり、まだお腹も大きくなってはいない時期なので身動きも取れやすく、キラキラした楽しく幸せなマタニティライフを過ごせる時期、というイメージだった。 実際には、安定期に入って1週間たったころ、切迫流産と診断され、その日から仕事も休業が必要になった。 妊娠17週に入ったころ、

体調管理が徹底された社内が妊婦に安心を与える【会社制度/文化】

1.2018年秋から2019年にかけては妊婦にとって不安な環境だった私がマタニティ期間を過ごした2018年秋~2019年春は、恐ろしい感染症が流行しまくった時期でした。この記事を書いている2019年GW現在も、インフルエンザB型が再流行の兆しを見せています。 2018年秋以降、流行った感染症の中には妊婦が感染すると流産・死産、胎児の障害がかなりの可能性で発生するようなものもありました。 妊娠期間は自分のお腹の中に別の命がいて、その命を守り育てる、というプレッシャー

睡眠時間が3倍必要になった妊娠初期【体調変化/妊娠初期】

1.妊娠判明妊娠が判明した2018年9月シルバーウィークの頃は、公私ともに大規模イベントラッシュの時期でとても忙しくしていました。 所属しているSORACOM UG初の全国イベントの開催、社員旅行があり酒蔵巡りをしてしこたま日本酒を飲んだり、自身の30歳記念(アクロクエストでは、30歳になる社員が人生の節目としてお世話になった社員を招待して食事会を開きます。)の準備があり。 これらのイベントが1週間の中に詰まっている、という状態でした。 なので、なんとなく体調がすぐれない