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パリ旅行記2024🇫🇷③モン・サン=ミシェルからパリへ

パリ2日目です。
午前中にモン・サン=ミシェルを見学、バスで移動、夕方にパリへ入ります。

ホテルの朝ごはんがたまらない

モン・サン=ミシェル近くのホテルで、大好きなヨーロッパの朝ごはんをいただきました。

ハムがとてもおいしかった
バゲットにハムを挟んで

とてもシンプルな朝ごはん。
パンもハムも、ひとつひとつがとてもおいしくて大満足です。ずーっと噛んでいたいくらいです。

朝食を終えて外に出たら、外はまだ真っ暗でした。

ホテルの周囲は、果てしなく続くとうもろこし畑。北海道にきたのか?と錯覚するくらいです。

ホテルから朝7:30の眺め
羊の群れ、安らかに草を食んでそう

眼福のモン・サン=ミシェル

言わずもがな、モン・サン=ミシェル。
海に浮かぶ島。

願わくば寺尾聰さんのナレーションの世界遺産で予習しておきたかった、絶景中の絶景です。

モン・サン=ミシェルとは、フランス語で「聖ミカエルの山」という意味だそうです。山は、岩の上に建っています。

シャトルバスのロゴがかわいい

無料シャトルバスに乗って、島へ向かいます。

終点モン・サン=ミシェルて書いてある!

バスでまっすぐに進みます。

シャトルバスの車窓から見える

あの三角で尖ったシルエットが目前に現れると、テレビじゃない、私の目に直接映っている…とゾクゾクするものがありました。

このシルエットを見れただけで、満足している私がいます。

広い海と空に挟まれ、突然現れるモン・サン=ミシェル。

この姿形に、ただただ眼福を感じます。

シャトルバスを降りて撮影に励む人々

だんだん近づいてきます。

ついに上陸

モン・サン=ミシェルはカトリックの修道院で、今も住んでいる人がいて、フランス革命の頃は牢獄として使われたと聞きました。

きっと、昔の人がここまでやってくるのはかなり大変だったでしょう。海で遭難もしたことでしょう。

そこまでして、人気のないこの場所で俗世を捨てて神の道に生きる、はたまた収監される…ここでの生きざまはどんなものだったのか、想像するに余りあります。

一方、観光客の私は、バスに乗っているだけでスーッと到着し、山道でいただいた名物のクッキーをおいしいなとか、ああ坂道大変だとか言いながら見学…

あまりにもお気楽で、バチが当たらないかと思ってしまいます。

後ろ姿を撮ってくれていました
光り輝く聖ミカエル像
心洗われる空間が続く

上まで登りきるとおみやげ屋さんがあり、その後城壁を下っていきました。

お天気のよい日でした
ついミカエル像を見上げてしまう

帰りは、モン・サン=ミシェルからシャトルバスに乗り、通り道のおみやげやさんに立ち寄りました。

セント・ジェームスの服が売られていました。

たまたま近くにいた日本人が「ユニクロと一緒じゃん!」と吐き捨ててどこかへ行ってしまいました…いやいや、物持ちがちがうんですよ!

家に同じようなボーダーシャツあったかもと思いつつも、後悔しないようにセント・ジェームスのボーダーシャツを買いました。

そしてバスに乗り、パリへの長距離移動がはじまりました。

またね、モン・サン=ミシェル。

サービスエリアのピアノを弾く

この旅の間、ピアノを練習できないことを気にしていました。

習い事とはいえ、毎日多かれ少なかれピアノにさわっているので、日にちが空くと指先の感覚が衰えやしないかと不安になります。

パリへはバスで4時間近く。
途中休憩に、サービスエリアに立ち寄ります。

サービスエリアでサラダを食べていたら、ピアノの音が聴こえてきました。

ピアノがあった!

指がなまっていないか気になっていたので、少しひくことにしました。

フランスにも関わらず、今練習しているイタリア協奏曲第3楽章の数小節をひくと、こじんまりしたサービスエリアにいた人が、みなさん拍手をしてくれました。

犬を連れた現地の女性が、ありがとう!美しかったわ!と目を輝かせて感想を伝えてくれました。

言葉は伝わらなくても、音楽は世界共通で伝わるんだなと…ウルっときてしまいました。
ピアノやっててよかった。

旅の中で忘れられない思い出のひとつになりました。

パリだ!パリだ!

夕方、ついにパリに到着しました。
田園風景の広がるモン・サン=ミシェルからガラッと変わり、都市にきたなと実感。

東京で暮らす私としては、都市にくるとなぜか安心します。

エッフェル塔!


エッフェル塔を見て、ああついにパリにきたなと実感が込み上げてきました。

パリは建物が低く、空が広くて素敵です。

凱旋門は人だらけ


凱旋門の前はすごい人だかりです。

五輪パラの片付けが終わっていないコンコルド広場


パラリンピックの開会式で使っていたコンコルド広場の前でちょうどバスが停止。終わって約2ヶ月だけど、まだ片付け中でした。

オペラ・ガルニエの正面は工事中

観光スポットに行って工事中なのはとても残念です…致し方ないです。

オペラ・ガルニエの反対側

セーヌ川クルーズに"挑む"

夜ホテルに到着したら、添乗員さんがセーヌ川クルーズのチケットをくれました。

ここは、自由行動の前にクルーズで土地勘や距離感をわかっておくとよさそうだなと思い、乗ることにしました。

一人参加の方と2人で、乗船場へ向かいます。
17区のホテルからエッフェル塔まで、止まっていない地下鉄とバスのルートを見つけ、乗り継いでいきます。

パリの地下鉄のスリについてさんざん情報収集していたので警戒しましたが、2人なので心強いです。

紆余曲折ありつつ、スリに会うこともなく、バスを乗り継いでやってきました。

ただただ美しい

セーヌ川があふれるとかどうとか聞いたことがありましたが、実際に見て納得しました。

水面が歩道スレスレというか溢れている

そして、クルーズの大行列に並ぶことに。

パリの気温は一ケタ台。
東京とは15度近く違い、震えながら並びました…1時間に一度のエッフェル塔のシャンパンフラッシュを結局3回見た気がします…

ようやく乗船。
とても大きな船に、一気に多くの人数が乗り込みます。

船からアレクサンドル3世橋を眺める

そういえば、パリ五輪の開会式で選手たちが乗っていた船のひとつだったのかなと思います。選手たちは屋上に立っていたかもしれません。

乗船中は、観光というよりもようやく座って暖をとれてホッとしていました。だんだん眠くなってきて、しっかり目に焼き付けられたとも言えず…

結局、船を降りたのが23:30ごろ。
エッフェル塔の下はその時間でも人混みで、爆音で音楽を流すクルマやら踊る人たちやら、大みそかでもないのに大騒ぎで驚きました。

0:00を過ぎて無事にホテルに帰り、この日は終了。

3日目に続きます。

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