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エッセイ的な

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僕が日々何をしているのか、何を考えて過ごしているのか、まるで小説を書くような文体で書いてみようと思います。興味あるかわからないけれど。
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2023年10月の記事一覧

389.今朝、東京の朝に冬を感じた

今朝、外に出たとき。 日に日に僅かに下がる気温の中、昨日と今日の変化を感じた。 冬の匂いがする。 季節によって、匂いは違う。 自分はその違いを結構敏感に感じるほうだと思っているけれど、とうとう今日、今シーズン初の冬を感じ取ることができた。 匂いは記憶と強く結びついているそうで、その瞬間、いろんな情景が一度に脳裏をよぎる。 冬の到来は、寒さが厳しくなり始める予兆。 そして、クリスマス、年末年始と続く。 その世間の慌ただしさが頭に張り付く朝で、同時に僕は焦りを覚えた。

374.春と錯覚する秋の一瞬

自転車で朝のビジネス街を走る。 神谷町を抜け、虎ノ門を過ぎ、赤坂へたどり着く。 有数のビジネス街の朝は、スーツを着た人でごった返している。 風が涼しくて、自転車を漕ぐのが気持ちよかった。 秋だなという思いが溢れ、一方で日差しを受けると一瞬夏の感触がよぎって、まだその名残を肌で感じる。 その瞬間に、春だ、と不意に思うことがある。 四月ぐらいの、まだ暑くなる前ぐらいの季節感。 秋の始まりはたまに、春を感じさせる。 空気には匂いと感触があって、それで季節を無意識下で判

372.夜と朝の境界線に生きる数少ない僕ら

最近、よくわからない時間に起きたり寝たりしている。 生活リズムが崩れているというよりは、予定通りの中で前後しているという感じ。 4時まで起きていたり、昼寝や夕寝をしたり、5時に起きたり。 今も4時過ぎだけど、目覚めたのではなく仕事終わりに帰ろうとして雨が思ったより強くて、足止め食らっているだけ。 まあ、帰ったら寝ちゃうからちょうどいい。 五反田のマクドが24時間営業で助かった。 今日はそんな、夜と朝の境界線を過ごす時間のお話。 3時とか4時とか、最も人が少ない時間