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偏差値80・TOEIC990の私の「頭が良くなかった」理由(とその対策)

最初に言っておきます。この記事は自慢でもイヤミでもありません。

この記事は、学生時代にかなり成績が良いほうだった私が、自分の頭のわるさに向き合うことになった、あの苦い苦い経験をだれかの糧にしてもらいたくて正直に書くものです。

キャッチーなタイトルにしたのは、すこしでも多くの人の目を引いて読んで頂くためにすぎません。それでは、始めましょう。


1. 「頭が良い」とは

「頭が良い」とは広い意味を持つ言葉です。
まずは定義をはっきりさせておきましょう。
前提の認識を揃えることは、議論に不可欠ですからね。
(まあ、このような考え方を出来るようになったこと自体「頭が良くなった」からなのですけど…詳しくは後述します)

私の定義する「頭が良い」は、
一般的に言う「地頭が良い」「賢い」に近いです。

要素としては、
(論理的思考力 + 発想力)× 思考速度
とします。また、
論理的思考力=構造化力+分析力+判断力 と仮定します。

異議がある方もいるとは思いますが、話を進めるためにここは私の定義を適用することを了承していただければと思います。
他にも、ビジネスで言う〇〇力とつくもので私の定義に入るものは多いかもしれません。今ぱっと思いつくものとしては、仮説構築力や課題解決力などが挙げられますね。

2. なぜ私の「頭が良くなかった」のか?

さて、気になる(?)私の「頭が良くなかった」理由です。
それは上記の能力がおそらく平均よりもだいぶ低いまま、勉強だけが出来てしまったからです。大学の途中くらいまで。

例えば宿題が出たときに、頭の良い人ならまず「どうすれば早く、クオリティ高くこなせるか?」と考えるでしょう。

私の場合はというと、一定の時間内にやらなければいけない、という意識がありませんでした。なので何も考えず着手し、時間をかけてクオリティの高い成果物を出し、結果として誰にも注意されませんでした。そして私自身も何の問題意識も持ちませんでした。

数式化という重要な考え方を覚えた今の私には分かります。
昔の私は、頭の良い人は「高い成果を出せる人」だと思っていました。
でも実際は「成果=質×時間」なので、
本当に頭の良い人、優秀な人は「短時間で高い成果を出せる」のです。
私は成績は良かったけれど、頭は良くなかった。

3. 「頭が良くなる」にはどうすればよいか?

ここからはとても実践的な話になります。
「頭が良くなる」にはどうすればよいか?
その方法を思いつくかぎり列挙してみます。

①ケース問題を解くこと

ケース問題とは、コンサルティングファームの採用面接でよく出題される問題です。詳しい説明はこの本を見てください。(シリーズのフェルミ推定の方もおすすめです)

②ビジネスについて学ぶこと

ビジネスとは、何らかの価値を提供してお金をもらう営みです。
費用対効果を考えるには論理的な思考が必要なので、ビジネスについて学ぶことは人を賢くするはずです。

③お金について学ぶこと

上記と似た理由です。まずはFP(ファイナンシャルプランナー)でも簿記でも、資格の勉強をしてみるのもとっつきやすそうです。

④マインドマップを書くこと

XmindというPCアプリを私は愛用しています。
特に 5W1H・理由・目的・定義・具体例 あたりを深掘ることは思考を深めることにつながります。できれば誰かと壁打ち(=質問やフィードバックをしあうこと)をするといいです。

(番外)コンサルティングファームで働くこと

これは皆ができるわけではないので番外ですが、コンサルティングファームで働くと圧倒的に「頭が良く」なれると思います…。(身近な人を見ていて思う)

4. おわりに

この記事はだれかのためになるよう公開しますが、過去の私自身を救うために書いていたところもあります。

過去の私は全然わかっていなかった。ここまで書いたこと全部が。
早く知っておけば。だれか説明してくれれば。
それでも世の中はそんなに甘くありません。
なんだか可哀想ですが、世の中そんなもんです。

でもその過去の私をどうにかして救いたかった。
そして、これからの時間を生きていく人には同じ思いをしてほしくない。
…と、いうことで書きました。

「頭の良さ」を身につけることで、生きやすくなる人が増えますように。
少しでも社会が幸せなものになりますように。

2024.2.1

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