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つらいことに耐えることを美徳とする風潮について。

「つらいことに耐えることを美徳とする」
そんな風潮が、特に日本にはあると思います。

でもそれは非合理的な場合も多いんじゃないか。と私は思います。

1、合理的な場合。

それはつらいことがどうしても無くならず、耐えるしかないとき。
かつ耐えることで幸せの総量が増えるときです。

耐えることが偉い。
耐えることが素晴らしい。

もちろんそういった意見は筋が通っていますし、
そう言ったほうが耐えている人の励みにもなります。

2、逆に非合理的な場合。

それは、
A) つらいことを無くせるとき。
B) そしてつらいことから逃げたほうが幸せの総量が増えるときです。

A) つらいことを無くせるときは、
無くす工夫をしたほうがいいに決まっています。

B) あるいは、つらいことから逃げたほうが幸せの総量が増えるときもあります。
耐えている人自身は当然とても不幸である上に、周囲の人や社会全体もそれによってあまりハッピーにならない。ならばその人がそのつらさに耐える意味が、価値がありません。逃げていい。耐えていた人だけでもそのつらさから逃げて幸せになればいい。

こういう切り分けをして考えると、皆がより幸せになれるんじゃないかなと思います。

切り分けることができずにひとつの風潮を押し付けたり、逆に囚われたりすることで、不幸になる人が少なくなればいいなと思います。

2024.2.11

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