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【自作曲解説】甘い午後 / AI めろう
■曲データ
【タイトル】甘い午後
【ボーカル】AI めろう
【BPM】110
【Key】F#m
【拍子】6/8
■歌詞
「甘い午後」
Lyric:双旗いるく(www.twitter.com/iruku_CLID)
Music:遥
隣にいるあなたの頬を そっとつまんでみたの
優しい寝顔がこんなに 私の胸をくすぐるんだね
四角い窓辺 白くなびいて
あなたと二人 並び過ぎていく時が 甘く弱く
私の結び目 ほどいてゆく
愛し愛しくて涙がまた溢れた
左手を差し出して 照れくさそうに笑ったあなたの
横顔を見てるときが 独り占めの幸せかもね
あなたと二人 並び過ぎていく時が暖かくて
私の隙間を満たしてゆく
少し大きな背 もたれてまた眠るの
あなたは知らずにまどろむ午後
少し悔しくて つまんでみた
つまんで、なぞった
あなたと二人
■制作の流れ
所属している音楽サークルで制作した楽曲のリメイク、第4弾。
初期に持っていった4曲のリメイクの最後の曲。
原曲は音楽サークルで2012年にリリースしたCDに収録されました。
駿河屋で中古が売られてた(笑)
ここからはアレンジやサウンド面について。
リメイクの制作は2022年の最初ぐらいから。
「第一印象から決めてました!」の巻 #遥さんの曲進捗
— 遥@CLID (@haruka_clid) January 31, 2022
歌声から影響を受けてやってみたい事が増える。#NEUTRINO #AIMERROW #AIめろう pic.twitter.com/x4xHEgCD04
元のプラグインがこんな感じ。
![](https://assets.st-note.com/img/1694695420673-jZb3ogYYLB.jpg?width=1200)
初期に手に入れたプラグインで頑張ってますね。
今回のリメイクでは方向性は同じですが、音色やアレンジの変更はかなりしました。
ドラムは「Native Instrumets BATTERY3」から「XLN Audio Addictive Drums 2」へ。
![](https://assets.st-note.com/img/1694937032251-u8Q6GyqXeO.jpg?width=1200)
もともと生ドラム音源が良かったのですが、原曲当時は納得のいく生ドラム用音源を所持していなかったのでリズムサンプラーで代用してました。
細かい部分の表現が専用音源とリズムサンプラーでは結構違いますよね。
「演奏したい」のか「鳴らしたい」のかの違いというか。
ベースは「Cakewalk D-PRO」から「IK Multimedia MODOBASS」へ。
![](https://assets.st-note.com/img/1694937689847-l5pHOtgBE8.jpg?width=1200)
これもドラムと同じく専用音源に差し替え。
元々はベースは生で弾いてもらうつもりだったんですが、色々事情があり断念。
それもあって生ベースっぽく打ち込みたくて頑張りました。
プラグインのおかげでスライドの表現とか簡単に出来るようになって楽しく作業出来ましたね。
プレベをカスタムして5弦にして使っています。
ベーシストはこの音源楽しそう。
僕は流石に弦高とか弦の種類とか調節する技量が無い(笑)
ギターはエレキギターで「Cakewalk D-PRO」を使っていましたが、アコースティックギターに変更。
「Native Instrumets KONTAKT6」の「SESSON GUITARIST Picked Acoustic」を使用しています。
![](https://assets.st-note.com/img/1694938188863-qx8fEGBseB.jpg?width=1200)
バッキングもアルペジオも自動演奏は使わずMIDI打ち込みで。
3本使用してアルペジオとバッキングをLRに振ってEQやコンプ、テープシミュレーターを通しています。
「難しいから楽しい」の巻 #遥さんの曲進捗
— 遥@CLID (@haruka_clid) February 26, 2022
アコギ好きだなー。弾けないから良く分かんねーけど(笑)ベタ打ちのくせに音色でエモくて卑怯だなと思う。#AIめろう pic.twitter.com/VEIJ90hibS
原曲ではピアノで弾いていたフレーズもアコギにすると雰囲気が凄く変わりますね。
ピアノは「4Front TruePianos」から「Native Instrumets KONTAKT6」の「The Grandeur」へ。
![](https://assets.st-note.com/img/1694940384197-2J2b13lOiA.jpg?width=1200)
主にバッキングに使用しました。
歌を支えつつも時折オブリが入るような感じに。
ストリングスは「Native Instrumets KONTAKT3」の「FACTORY LIBRALY」から「Native Instrumets KONTAKT6」「SESSION STRINGS PRO2」へ。
オーボエは「FACTORY LIBRALY」をそのまま使用しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1694941211973-bDVJYxcuJp.jpg?width=1200)
「アコギ×ピアノ×ストリングスは結構好みです」の巻 #遥さんの曲進捗#AIめろう #DTM #DTMer #DTMerと繋がりたい pic.twitter.com/MHRE0BaUT3
— 遥@CLID (@haruka_clid) July 22, 2022
ストリングスはヴァイオリン2本、ヴィオラ、チェロの4声で。
イントロやサビを盛り上げる感じで考えました。
元のフレーズよりもボーカルラインを意識してリアレンジ。
オーボエも息継ぎなどを考えた感じで。
どの楽器も全体的に生感が出れば良いなと思い作業を進めました。
シンセは「Cakewalk Z3TA+」から「NOVATION Ultranova」へ。
日曜日なので、、、朝から引っ張り出して録音する。 pic.twitter.com/F11cvD0NQG
— 遥@CLID (@haruka_clid) August 7, 2022
シンセはそのままにするのか投稿1週間前まで悩んでいたみたいですが、ハードシンセにしました。
ハードシンセはすんなり馴染んでくれるので凄く好きです。
シンセのソロを弾いています。
ボーカルはリメイク後はめろうさんに歌ってもらいました。
他の曲と同じく声に惹かれて作業開始。
とても良い感じに歌い上げてもらい感謝です。
ミックスはアコギがメインで入ったりと今までの曲とは違う感じだったので難しかったです。
空気感とか良く分からず苦戦しましたが頑張りました。
最終形態はこうなりました。
■主な使用音源(プラグイン)
・Native Instrumets KONTAKT6
・IK Multimedia MODOBASS
・XLN Audio Addictive Drums 2
■終わりに
所属する音楽サークルが15周年だったので勝手に一人で開始した「所属のCLIDでリリースした曲のリメイクをNEUTRINOに歌ってもらったよ」シリーズも無事に完結しました。
曲によっては10年の月日が流れてのリメイクで「1から作業してるのと変わらないんじゃないか?」って感じでしたが、楽しく出来て良かったです。
最近は音楽に限らず「消耗品の様に次から次へと流れてしまいがちな世の中」なので、生み出した自分くらいは「少しぐらい過去に囚われても良いかな」と思ったりしてます。
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