見出し画像

【自作曲解説】シノノメスカイ / AI ナクモ


■曲データ

【タイトル】シノノメスカイ
【ボーカル】AI ナクモ
【BPM】168
【Key】D
【拍子】4/4



■歌詞

「シノノメスカイ」
Lyric:蒸留水(twitter.com/clid_jouryuusui)
Music:遥

羽ばたいた 鳥たちが 切り裂いた 冬の霧
朝焼けと 冴える風 頬を撫で 背を伸ばす

溶け合う ハミング 合図に
重なる スケール 音 舞い上がる

風を切り空に届くように
少しかすれた声 張り上げた
稜線に覗く鮮やかな朝陽に
歌よ 響け!

白い息 朝風が 火照る頬 冷やしてく
繋いだ手 少しずつ 冷たさを 思い出す

静まる 響きの 余韻と
伝わる 鼓動が また幕上げる

手を繋ぎ 声が合わさって
やわらかなハーモニー 広がる
湧きあがる 胸に抱いた 熱さえも
君に届け 早く!

朝焼けに 歌を響かせて
小さな想いを 解き放って
手を繋ぎ歌う 君の心にまで
声よ 響け!

■制作の流れ

原曲は18歳の頃に初めて組んだオリジナル曲をやるバンドで最初に作った曲。
僕が歌詞も書いて「TSUBASA」って曲名でした。
2回ぐらいライブハウスで演奏して、バンドがメンバーチェンジをして曲を一新したのでそのままお蔵入り。
時を経て2014年ぐらいに音楽サークルでこの曲復活させてみたいと思いリアレンジ。
歌詞をサークルメンバーに新たに書いてもらい、ボーカルさんも決まった段階でしたが、色々な事情で再度お蔵入り。
2021年の夏前ぐらいにリメイクしたいなと動き出した気がします。

ボーカル抜きで突如進捗を載せたのでインスト曲だと勘違いされました(笑)


ここからはアレンジやサウンド面について。
アレンジの土台は2014年から着手したリアレンジを土台にしています。

女性ボーカル予定でピアノロックとストリングスを中心にしたアレンジ。
新たにアレンジすると決めてからは「自分の曲なんだ」という気持ちが強く、やりたい放題やった感があります。


ドラムは「XLN Audio Addictive Drums 2」。

音色はコンプ感を結構出して、加工ありきのキメやブレイクを多用したアレンジに変更。
重めな切れ味をイメージしました。
スネアの音色をどうするのかいつも迷いどころですが、この曲は結構すんなり決まった記憶があります。


ベースは「IK Multimedia MODOBASS」と「Native Instruments MASSIVE」。

生ベースとサブベースのコンビ。
EQやコンプ、サチュレーターなどで音作り。
MODOBASSの使い始めなので、そもそも打ち込み自体が楽しくてしょうがない時期でしたね(笑)


ギターは「UI Standard Guitar」を使用しました。

アンプシュミレーターは「Native Instrumets GuitarRig6」。
800とレクチのコンビです。
アンプシュミレーターは気軽に色々なコンビネーションを試せるので凄く良いですね。
昔は「Cakewalk D-PRO」のギターにアンプシュミレーターをかける感じだったのでアルペジオぐらいしかアレンジに組み込めなかったんですが、ギター用のプラグインがあるとバッキングとかも楽しく制作出来て良いなと。


ピアノは「4Front TruePianos」。

音色はリリースカットピアノにして「Xfer Records OTT」。

結構機械的な音色やフレーズにしました。
バンドサウンドに入れると良い感じで主張してくれるのでリリースカットピアノ好きですね。


ストリングスは「Native Instrumets KONTAKT6」の「SESSION STRINGS PRO2」を使用しました。

ヴァイオリン2本、ヴィオラ、チェロの4声。
「ハキハキさせるところ」と「穏やかにさせるところ」を考えてメリハリが付くように意識しました。
サビへの持っていき方も結構試行錯誤した記憶があります。


ボーカルはナクモさんに歌ってもらいました。
声が凄く好きですね。
透明なのに芯があるというか。
僕は全ハモりさせて後から間引く事が多いんですが、この曲は結構残りましたね。
僕だったらこんなにハモり録るのは嫌だなぁ。。。(笑)


ミックス段階ではかなり色々加工を施しました。

「iZotope stutter edit2」や「Tone2 BiFilter」などで飛び道具的な加工を。
作業当初から生っぽさと機械っぽさを混ぜたい気持ちがあったので楽器自体のアレンジもそっちに寄っていった気がします。
ミックスも全体的に加工強めですが、歌とストリングスは主役になるように頑張ってみました。


最終形態はこうなりました。

■主な使用音源(プラグイン)

・4Front TruePianos

・IK Multimedia MODOBASS

・Native Instrumets KONTAKT6

・Native Instruments MASSIVE

・UI Standard Guitar

・XLN Audio Addictive Drums 2

■終わりに

過去曲のリメイクをしている方は結構見掛けたりしますが、生きてきた半分ぐらいの18歳の時に作った曲をリメイクするのはマジ激エモだなと(笑)

ちなみに高校時代のバンドメンバーに聞かせたらこんな感じなので、いつか他の曲もやりたいですね。
意外とメロとか悪くないと思いますし。
僕が成長してないだけかもしれませんが。。。
ただ、、、「ビデオから取り込んでいるので音質が。。。」なのでコピるのがダル過ぎて断念中(苦笑)
いつかリメイクしたら「頑張ったんだなぁ」と温かい目でみてくださいませ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?