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【自作曲解説】One Life One Chance / AI SEVEN



■曲データ

【タイトル】One Life One Chance
【ボーカル】AI SEVEN
【BPM】180
【Key】Dm(イントロ、サビ)、Bm(Aメロ、Bメロ)
【拍子】4/4



■歌詞

「One Life One Chance」

Lyric:天子羽キリコ( https://twitter.com/kiriko_crown )
Music:遥

子供の頃に思い描いた夢はとうに忘れて
リアルの住人になっていた

夢は夢だとか どうせ無理だと自己暗示
でも昔の自分を嘘にしたくなくて

鎖引きちぎって駆け出したんだ
たとえ苦しくても
無意味に生きるよりマシなんだ
甘い言葉で語りかけるな
飼い慣らされるのは御免だ
二度と諦めはしない

思ったほどの軌道修正出来たわけじゃないけど
ホントの自分になってきた

またここからとか やりきってないと自己啓発
今 昔の自分に胸を張りたくて

声が枯れるまで叫んだんだ
たとえしんどくても
今回ばかりはマジなんだ
優しい言葉で手招きするな
弱い心切り捨て御免だ
二度と逃げたりはしない

後ろ振り向かず走り続けたんだ
頭の中空っぽにして
汗だくになっても満身創痍でも
止まらずに行くしかないんだ
二度と自分に負けたくないから

■制作の流れ

「10年以上前に職場で知り合った天子羽キリコさんから頂いた歌詞で歌詞先で曲を作ろう」、第2弾。


第1弾が楽しかったというのもありますし、頂いた歌詞が2つあったからというのもありますし。
ちなみにこちらの曲の方が先に頂いています。

当時このデモを送った後に第1弾の方の歌詞を頂いたみたいです。
歌詞は紛失してしまいましたが多分耳コピ出来てると思います。


ここからはアレンジやサウンド面について。
作曲の流れは前回と同じですが、昔のメロディーがあるので変に意識してしまい少し難しかったかも。

全然別物になってますが、サビの最後は思い出として少し残ってます。
昔と今のどちらのメロディーが良いとか比べるつもりはないけど、こうやって比較できるぐらい続けれている事に幸せを感じますな。
コード進行は丸サ進行をメインにして、メロディーとセブンさんの音域に合わせてサビを転調させています。
自然に繋がるように頑張ったつもりですが、、、まだまだ未熟なので他人がどう聴こえているか謎ですね(苦笑)
後は勢いに任せて、激しくして、シンセ追加して。。。

アレンジのラフはベタ打ちコピペで構成をざっくり作って、完成に向けて後からアレンジを変えたりする事が多いです。
ベロシティやオートメーション、ドラムのフィルなどの繋ぎ関係などは後回しになりがちですね。


ドラムは「inMusic BFD3」。

制作初期は「XLN Audio Addictive Drums 2」を使用してましたが、ブラックフライデーで「inMusic BFD3」を購入して早速使いました(笑)

購入したばかりなので初期から入っているキットを使用。
パラアウトして音作りするのは以前と変わらないので音作りは迷いなく出来た気もしますし、音が凄く生に近くて感動しました。
ただ、キーマップが違い過ぎて最初は結構戸惑ったというか、、、面倒でしたね(苦笑)
「購入したプラグインをすぐ使う」という勢いは大切ですが、、、実は結構「賭け」だなと。
購入して1年ぐらい経って、最近やっと馴染んで来た感がありますし、本気で使わないと馴染まない気もします。


ベースは「IK Multimedia MODOBASS」。

珍しく4弦ジャズベースを使ってみました。
ベースの4弦と5弦の違いは「弦が増えた事による音域の幅」だけじゃなくて「音の芯の高さ」が違う気がします。
もちろんプラグインなのでそこまで反映してない気もしますが、「こんな音を出したい」って気持ちがあればあるほど最終的な出音に変化が出る気がしますね。


ギターは「UI Standard Guitar」。

アンプシュミレーターは「GuitarRig 6」で。
前作の「rainy,fine later」がシンプルな感じだったんで、今作のバッキングの打ち込みは結構頑張りました。

ギターは演奏方法が沢山あって、色々な表現出来て楽しいですね。
打ち込むのメンドクサイけど(笑)


ピアノは「4Front TruePianos」。

通常のピアノと2種類のリリースカットピアノ。
初期のwipではイントロなどがピアノのフレーズでしたが、色々差し替えてバッキングがメインです。
土台を支えてくれています。


オルガンは「Native Instrumets KONTAKT6」の「Vintage Organs」。

制作初期はピアノで弾いていたメロディーをオルガンに変更。
シンセと共にイントロやサビでメロやオブリを弾いています。
良い感じに厚みが加わるのでオルガン好きですね。


シンセは「Native Instruments MASSIVE」。

シンセはメロディーやシーケンス的なフレーズを弾いています。
バンドサウンドが主体ですが、少しでもデジタルな雰囲気を出したかったので。
オルガンと重ねているので、シンセはあまりローは出していません。
良い感じに馴染んでくれている気がしてます。


ボーカルはセブンさん。
ボーカルに合わせて曲を書いたので歌関係ではそんなに苦労はしなかった気がします。
色々加工したり、輪唱させてみたり楽しかったです。
シンガロングコーラスは東北三姉妹とめろうさんと自分と嫁さん。


ミックスはギターとシンセとオルガンは相性が良いのか、そんなに頑張らなくてもやりたいように出来た気がします。
むしろ最後に入れたシンガロングの声関係が多くて迷いまくりました。
どんだけ出す方が良いのか謎過ぎ(苦笑)
でも、なんか入れたくなっちゃったんだから仕方ない。


最終形態はこうなりました。

■主な使用音源(プラグイン)

・4Front TruePianos

・IK Multimedia MODOBASS

・inMUSIC BFD3

・Native Instrumets KONTAKT6

・Native Instruments MASSIVE

・UI Standard Guitar

■終わりに

一度作ったモノを全て壊して再構築。
ゼロからやるより難しいなと思います。
そんなのやるなら新曲を作った方が良いと思いますが、やりたくなったんだから仕方ない。
「昔のメロディーの方が好きだった」とか「今のメロディーの方が好きだ」とか聴き手の感想は全てでは無いし、そんなに必要ないかな。
「昔のモノ」は今は作れないし、「今作ってるモノ」は昔は作れなかった。
「今作っているモノ」もこの先に作れないし、未来では「未来のモノ」が作れるはず。
だからこそ「今作ったモノ」は大切だなと感じています。

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