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【自作曲解説】地球旅行


■曲データ

【タイトル】地球旅行
【BPM】140
【Key】D
【拍子】4/4




■表現したかった事

「地球」
「太陽系でインスト曲を作ろう!第3弾」です!


ちょうどこの頃ぐらいからTwitterで曲の感想を頂く事も増えまして。

今も仲良くさせて頂いているAqua Danchekkerさんが僕が初めて投稿した曲に対してこんなツイートをして下さったので初心に帰って作ってみようかと思ってこの曲に取り掛かりました。
褒めて貰えた事によって、行動に影響出ても良いと思うんですよね。
人間だもの。
という事で(?)、生楽器とシンセの融合したエレクトロニカな感じで。




■制作の流れ

溜まっていた過去ネタから原曲はこれを使うことにしました。
2012年から手が付けられていなかった原曲(笑)

記憶が確かならば、音楽サークルのリーダーに「原曲をたくさん作れ」と指示されて作った曲の1つです(苦笑)
短い期間で作曲メンバー4人でたくさん作ったけど、この頃はゲームのBGMとかもあったからストック欲しかったんだと思います。
可哀そうに眠っていたので地球をイメージした曲にしてあげる事にしました(8年越し)。
BPMから見直して、ポップでキャッチー、そして世界観を。


まずは原曲に対してサビなどを追加したり、構成の整理とリズムを追加する作業から開始。
サビのコード進行は、オンコード、7th、9thで哀愁のあるものを選びました。
弾きながら気持ちの良い部分を拾った感じではありますが。。。
リズムは風のような疾走感を感じれるように意識しました。
音源は「Native Instruments BATTRY 4」を使用。

地球旅行01

エレクトリニカよりなキットを選びました。
リズムとピアノでこんな感じに。

この時点で方向性が結構決まってた気がします。


次は音色を重ねたり、フレーズを追加する作業を開始。
全体的に原曲の時点でのフレーズは生かそうと思っていたので、イメージ重視でいきました。


地球を旅行する感じにしようと思っていたのでイントロは大気圏ぐらいからスタート(笑)
フレーズをシンセプラックに差し替えてパンを散らしたり、ノイズ+フィルターでスピード感を。
加えて役割やフレーズを楽器でリレーするようなイメージも盛り込みました。

地球旅行02

シンセやノイズ関係、ベースは「Native Instruments MASSIVE」を使用。
ベースもメロを弾かせたのでサブベースはモノラルで土台を、上物ベースはステレオで厚みを持たせました。
前回の曲で使ってお気に入りになったリリースカットピアノも入れてみたり。


Aメロは「Native Instrumets KONTAKT5」の「Session Strings」でメロをユニゾン。

地球旅行03

海を意識した感じです。
昔からピアノストリングス凄く好きなんですよね。
この音色で弾いてると上手く聴こえるし、弾いてる自分も気持ちいんです(笑)
最初にピアノとストリングスをシンセで混ぜた人天才だなと思います。


Bメロは「Native Instrumets KONTAKT5」の「KONTAKT FACTORY LIBRARY」で木管楽器&ベルでメロを。

地球旅行04

森を意識した感じです。
無料の「KOMPLETE START」にも入っている「KONTAKT FACTORY LIBRARY」ですけど、僕は結構好きなんですよね。

無料だし入れて損はないかと思いますよ。


サビは「Native Instrumets KONTAKT5」のコーラスと人間の声を。

地球旅行05

声の主は僕と嫁さん。
メロダインさん、いつもすいません。
まぁ、そんなに音程外してないですけど(苦笑)
録音マイクは「SHURE BETA58A」です。

地球旅行06

ボーカル用のコンデンサーマイク持ってないんです(苦笑)
でも、インターフェースのマイクプリは悪い物じゃないから結構ちゃんと録れてると思うんです。
僕が血迷ってボーカリスト目指しだしたらボーカル用のコンデンサーマイクは買うんじゃないかな(笑)


全体的な構成が出来上がってから後から追加したものも。
後半のストリングスだったり、細かい部分だったり。
追加して「やっぱ違うわー」とか毎度のことです(笑)


ミックスでは主役が入れ替わるのを考えてミックスしました。
この頃から音数も増えてきて難しくなってきたかも。
あと、この曲からOzoneが9になりましたね。
iZotopeさんのセールでバンドルを買ったので早くマスタリングしたくて仕方なかった気がします(笑)

僕の「2020年に買って良かったプラグイン1位」です。


最終形態はこうなりました。

■主な使用音源(プラグイン)

・4Front TruePianos

・Native Instruments BATTRY 4

・Native Instrumets KONTAKT5

・Native Instruments MASSIVE

■終わりに

「テーマが壮大だとどう作っても飲み込まれてショボくなってしまう」と考えるのは野暮だなと。
表現において一番の敵は羞恥心。
誰も自分の事なんて気にしてないのに。
気にされているという自分の意識過剰。
僕が人類の代表で地球の魅力を語ったって良いじゃん。


もしも宇宙人が地球に旅行に来たら地球の魅力はこう見えてほしいなと思いました。
青い空に広い海、美しい緑に、命の歌を。
全てがリレーをするように。
ほら、もうすぐ火星人が見つかるかもしれないし、、、地球に来てくれてこう感じてくれたら嬉しいよね(笑)


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