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【自作曲解説】Nayu:ta / 四国めたん


■曲データ

【タイトル】Nayu:ta -虚構の城-
【ボーカル】四国めたん
【BPM】188
【Key】
【拍子】4/4



■歌詞

「Nayu:ta -虚構の城-」

Lyric:双旗いるく(CLID) https://www.twitter.com/iruku_CLID
Music:遥(CLID)

あてのない道なき道を 捨てられた猫のような眼で辿る
瓦礫にくべられた灯りは 過ぎ去りし日々を照らす答え

言葉はもう意思を持たず 書き換えられた[配列]だけ
無機質に浮かんだ文字が ひとつまたひとつ感情を奪う

「こんな崩れた街の中で 君は夢見続けて
届くと信じてた自分を いつか見失った」

叫べ 振りほどけないのなら
歌え ここにいること
掴め 誰かにもらうんじゃなく
君が そこにいるなら

■制作の流れ

2023年の12月頃に「新しいプラグインの試用する曲(笑)」として制作を開始。

wipに投稿した時は特にいつ投稿するとか考えていませんでしたね。
とりあえず、信頼のおけるセブンさんに歌ってもらって「やってる感出しとくかー」みたいな(笑)
なので、セブンさんに歌って貰うつもりはゼロでした。
「CLIDリメイク曲」は僕の中で「出会い」を求めているので「歌って貰った事が無い子」にしようと。
そんな感じで制作スタート。


原曲は音楽サークルで2012年にリリースしたCDに収録されました。

原曲を安直に載せるとCDを買ってくれた方に申し訳無いので、レコーディングに持っていったバージョンのデータを。

全体的にシンセ推しでしたね。
っていうか、僕ギター弾けないので全体的に昔はシンセ推しにすると良い感じになる気がしていました(苦笑)


ここからはアレンジやサウンド面について。


ギターは「Shreddage Stratus 」。

これが使いたくてこの曲をリアレンジする事に(笑)
ギターは敢えてこのプラグイン縛りで5トラック使用しました。
まぁ、、、そのためにリアレンジを始めたので。。。
原曲にも「cakewalk D-PRO」のギターにアンプシミュレーターをかまして使用していましたが、差し替えたり、、、新たにアレンジしたり。
結果、全体的にギター推しのアレンジになりました。


ドラムは「Native Instrumets BATTERY4」と「XLN Audio Addictive Drums 2」。

「Native Instrumets BATTERY4」はキットをインダストリアル寄りに。
リアレンジに向けて色々曲の世界観を考えた結果、リズムはこういうサウンドにしたいなぁと。
「XLN Audio Addictive Drums 2」は導入の加工したドラムとクラッシュシンバルやチャイナシンバルなどの金物系で使用しています。


ピアノは「4Front TruePianos」。

原曲の時点で鳴っていたピアノをリリースカットピアノに変更。
元々も機械的なピアノだったのでリアレンジに向けて当たり前のようにリリースカットしました。
左手と右手でトラックを分けて左右に振っています。


ベースは「cakewalk Z3TA+」と「Native Instruments MASSIVE」。

原曲はベースをアルペジエーターで鳴らす感じでしたが、後半は少しアレンジを変えました。
このアルペジエーターのベースがこの曲を支えている気がしていたのであまり変えずにそのまま使用。



シンセは「cakewalk Z3TA+」。

当時のフレーズほとんどそのままです。
シーケンスとシンセリフ。
ベースと同じく、ここは余り変えない方が良いかなと。
フレーズによってギターに差し替えた部分もありました。


クワイアで「Native Instrumets KONTAKT6」の「FACTORY LIBRARY」、ノイズで「Native Instruments MASSIVE」。

両方ともラストのサビに使用。
原曲と比べて大きくアレンジを変えてみました。
全体的に重い感じにして抑揚を付けたいなと思いまして。


ボーカルはめたんさん。
初めて歌って貰いましたけど、得意じゃなさそうな曲を無理矢理歌って頂けてありがたい。
僕はこういう感じもアリだと思うけど、、、やっぱりポップな方が良いのかい?(笑)


ミックスはギターの出し具合を迷いました。
結局、「リアレンジなんだし逆にめっちゃ出して良くね?」となりましたが。
元々の楽曲の持っているモノを壊してしまわないか心配でしたが、結果的に良い感じになった気がしています。


最終形態はこうなりました。

■主な使用音源(プラグイン)

・4Front TruePianos

・cakewalk Z3TA+

・IK Multimedia MODOBASS

・Impact Soundworks Shreddage 3 Stratus

・inMUSIC BFD3

・Native Instrumets KONTAKT6

・XLN Audio Addictive Drums 2

■終わりに

リアレンジをする時は「昔より良くしよう」と思うんじゃなくて「今の自分が作ったらこうなるかな」と思って作業しようと決めています。
それはきっと聴く側も求めている事だと思っています。
日によって昔のバージョンが聴きたくなったり、今のバージョンが聴きたくなったり、その先もあったり。
僕にとって作る音楽は日記みたいなモノかな。
もう一度同じ場所に行ったって良いよね。
同じ事をなぞったって感じる事が違うんですよ。

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