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【自作曲解説】カゲロウ


■曲データ

【タイトル】カゲロウ
【BPM】176
【Key】Gm
【拍子】3/4




■表現したかった事

「火」
四元素をイメージした曲の「火」。
「ファイナルファンタジー5」的に言うならば「火の心、勇気!」ですが、静かに心を燃やす決意や情熱、焚火から感じる温かさや古の祭を思わせる幽玄さも火の持つ魅力なのかな思いました。
本当に熱いモノは見えるものや聴こえるもの、五感で感じれるものよりもっと奥深くにあると。



■制作の流れ

「水」の曲「Leviathan」の公開に凄く時間をかけたので余裕をかましていたんですが、思い立って制作を開始したのが2021年11月。

2週間ぐらいで飽きて、2021年末から半年ぐらい歌モノを制作してました。
いや、まぁ、、、「所属サークル結成15周年」はお祝いしたいと思うのは当たり前なんですが。。。


そんな感じで原曲出してから半年後に制作再開。

本当は生ベースを入れる話もあったんですが、タイミングもあって断念しました。


という訳で最初はピアノでコード進行とピッコロでメロ、裏メロにチェロ、そしてベースとリズムから原曲を制作開始。


リズムは「XLN Audio Addictive Drums 2」で、ベースはデモの段階では「Native Instrumets KONTAKT6」の「Scarbee MM-Bass」を使用していますが、制作再開後は「IK Multimedia MODOBASS」を導入していたので差し替え。

リズムは和太鼓や民族的な感じをイメージしました。
フロアタムを多用して神聖な感じも考えました。
大枠を作った方がイメージがしやすいので原曲のリズムはコピペを多用しがちです。
大枠をざっと作り、制作をしながら細かいところを詰めていく事が多いです。
リズムが単調になりそうだったので、ベースは土台をしっかりと支えつつ、シーンによって裏メロを奏でたり、エモーショナルにランニングさせたりと曲のシーンを表現出来るよう頑張りました。
作っていて凄く面白く勉強になった気がします。


ピッコロとチェロは「Native Instrumets KONTAKT6」の「FACTORY LIBRARY」と「SESSION STRINGS PRO2」を使用。

本当はソロのチェロをイメージしていたんですが納得のいくプラグインを持って無かったためこちらのプラグインに。
「STRADIVARI CELLOがあればなぁ」と思ってしまって、、、少し奮発して「一ランク上のKompleteにすれば良かった」とちょっと後悔しました(苦笑)


制作を再開してからアレンジはブラッシュアップしていったつもりですが、楽器としてはアコースティックギターを追加しました。
「Native Instrumets KONTAKT6」の「Session Guitarist Picked Acoustic」を使用。

バッキングとメロディーで3本入れています。
アコギを入れたくなったのは歌モノ曲を作った流れが凄く大きいですね。
優しさと静かな力強さがこの楽器にはある気がしたので。


おまじないのようなお経のようなコーラスも追加しました。
頭の中になっていたモノを歌った感じ。
僕の声で3本録っています。


ミックスはトラック数がいつもより少な目で楽かなと思ったんですが、そうでも無かったかも。。。
デジタル感を抑えたくて、色々なトラックに導入したばかりの「SSL Channel Strip2」を差してます。
上手く出来てるか分かりませんが。。。
バスコンプもこの曲から本家のSSLのバスコンプに。


最終形態はこうなりました。


■主な使用音源(プラグイン)

・4Front TruePianos

・IK Multimedia MODOBASS

・Native Instrumets KONTAKT6

・Native Instruments MASSIVE

・XLN Audio Addictive Drums 2


■終わりに

歌詞を聞いて絵を思い描くように、音を聴いて絵を思い描くというのも楽しいと思う。
歌詞よりも音の方が見えるモノが自由だ。
そして見せれるモノも自由だ。

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