【自作曲解説】HORIZON
■曲データ
【タイトル】HORIZON
【BPM】192
【Key】C#
【拍子】4/4
■表現したかった事
「土」
四元素をイメージした曲の「土」。
曲名のヒントは制作時に凄くやっていたゲームから。
なんとなく暗いイメージな気持ちもあるけれど、土台があるからこその飛躍という意味で空との境界「HORIZON」と名付けました。
しっかりとイメージを持って制作を開始した曲では無いですが、偶然出た音楽から「希望」を貰えた気がしたので嬉しかった記憶があります。
■制作の流れ
この曲は、ただなんとなく吐き出した原曲から構築しました。
でも、この原曲を吐き出したので「火」の曲の「カゲロウ」も制作再開する気になりましたし、表現したかったことにも書きましたが「希望」を感じれる原曲が吐き出せた気がします。
疲れている時ほど凄くポジティブなモノを吐き出せる気がするんです。
僕が生きる上で音楽がバランスを取ってくれている証拠ですね。
原曲は何となく弾いていたピアノのコードバッキングからスタート。
「4Front TruePianos」を立ち上げて弾いて打ち込み。
シンプルなコード進行ですけど壮大な感じがして僕は結構好きです。
アレンジが進むにつれ、シンセとユニゾンさせたりフックとなるフレーズも弾いてますが、基本的にはグルーヴを構築する土台として置くようにしました。
リズムは「XLN Audio Addictive Drums 2」を使いました。
シンプルに4つ打ちにハイハットで16を刻むの好きですね。
シンセは原曲段階では「Native Insturuments MASSIVE」で制作しましたが、アレンジの過程で一部をハードシンセの「Roland Fantom-G」に差しえています。
自然と馴染んでくれる気がするし、力強さも感じるのでハードシンセ好きですね。
ベースは「IK Multimedia MODOBASS」を使用。
四つ打ちのリズムを生かせるようなフレーズにするのを心掛けました。
若いイケイケなベーシストが踊りながら弾くイメージ。
メロっぽくしたり、裏打ちして疾走感出したり、逆に重くしたり。
原曲の段階ではイントロは無しでしたが、制作を進める途中でメロをなぞる感じに。
全体的に裏主役的なイメージです。
アレンジを進めていくうちにギターも追加。
ギターは「UI Standard Guitar」、アンプシミュレーターは「Native Instrumets Guitar Rig6」。
細かいカッティングや裏打ちで疾走感を出したり、迫力を出したりする役目で。
ギター弾ける人からすると「なんじゃこりゃ」ってフレーズかもしれませんが、頭で鳴ってたフレーズを再現した感じ。
さらに制作が進みストリングスのメロディーも追加。
サビのメロは「Native Instrumets KONTAKT6」の「SESSION STRINGS PRO 2」をチェロ、ヴィオラ、ヴァイオリン2本の4声。
Cメロはソロヴァイオリン音源の「STRADIVARI VIOLIN」を使用。
ラストのサビに「FACTORY LIBRALY」のコーラスも追加しました。
ストリングスは細かくエディットするのが命を吹き込むみたいで楽しいし、奏法が勉強になって凄く良き。
特にソロ音源は音が良すぎてそれだけで制作しててシビれました。
「音源の良さにフレーズが負けるとダサい」とも聞きますが、作ってて楽しいに越した事は無いかなとも思ったり。
アレンジの終盤はサブベースを追加してみたり、SE関係を追加してみたり、シンセを差し替えてみたりと色々と実験しました。
スネアのチューニングは結構悩んだ気がします。
腹に落としたいのか、胸に響かせたいのか、そういうの結構重要ですよね。
ミックスはリズムと上物のバランスに凄く悩みました。
シンセと生楽器のバランスも難しかったです。
やっていたゲームのせいで機械と生物の調和も表現したかったので。
やりたかった事は出来ましたが、他の人が聴いてどう感じるんでしょう。
前回の曲「カゲロウ」と制作時期が同じなので、練習も兼ねて購入したばかりの「SSL Channel Strip2」を結構使ってます。
「買った物はすぐ使いたくなる病」です(笑)
最終形態はこうなりました。
■主な使用音源(プラグイン)
・4Front TruePianos
・IK Multimedia MODOBASS
・Native Instrumets KONTAKT6
・Native Instruments MASSIVE
・UI Standard Guitar
・XLN Audio Addictive Drums 2
■終わりに
ついにnoteがインスト曲の制作に追い付きました!
むしろ歌モノを作り過ぎてて追い付かせた感もありますが(笑)
noteを始める時にも書きましたが、僕のnoteは「絶対こう聴いてほしい!」と書いている訳では無いです。
人それぞれ感じ方は違いますし。
僕のnoteを読んで「あぁ、だからこんなアレンジなのか」と思ってもらえたら嬉しいです。
「だったら、もっとこうした方が良くね?」って思ってもらっても良いですし、僕が表現したいモノが伝わるための一つの手段になるのでも良き。
今後とも宜しくお願い致します。
さて、記事が曲に追い付いちゃったし、曲作るかー(笑)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?